■ ページ8
.
.
…と言っても仕事を減らせるわけでもないし、
帰ったらもう深夜。
趣味の筋トレとランニングだけは毎日欠かさずやりたいし、
そうなると、そこから飯作るなんて怠くて無理だし
最近たいして食欲もなかったからそのまま風呂入ってちょっと寝る、みたいな生活が続いてた。
涼介「……ま、そりゃ風邪もひくわな(笑)」
風邪ひいたって言えば、
優しいあの子は本当にすっ飛んできてくれるんだろうけど、
……やっぱり言えない。知られたくない。
風邪だなんて、自己管理できてねーやつ。
って思われたくないし
移ったら申し訳ないし、
俺いま優しくされたらほんとにもうダメになりそう。
だってだって、看病してくれるってことは
俺の家にAさんが来て2人っきりってことだろ?
んなの、熱に浮かされて何するかわかんねーよ。
そん時の理性なんて簡単に崩れてしまいそうで。
涼介「…ってそうじゃない。
俺は何考えてんだ///」
ほら、なんか訳わかんねーこと考えちゃってる。
あー、俺いま絶対熱あるわ。
体が熱いしなんか本当ダメだ。
コンコン…
三崎「失礼します、
……社長?
まだ帰らないんですか?」
涼介「ん、…ああ、まだやりたいことあるから。
お前は帰っていいぞ?」
…例の一件から少し控えめになった三崎。
あの時はちょっとイラッとしたけど、
こういう収穫があるなら返ってよかったのかもしれない。
おかげで以前より少し気が楽だ。
.
三崎「…海外の取引先ですか?」
さっきの電話相手へのメールを作成するのにPC画面に向かっていたら、
まだ帰っていなかったらしい三崎から。
三崎「わざわざ電話でやりとりしなくても。
こんな時間まで残ってまた明日も仕事なんて、
体壊しますよ?」
涼介「あ、部屋の外まで聞こえてた?(笑)」
んなわけないんだけど。
三崎「いいえ。なんとなく、そうじゃないかな…って。」
さすが、仕事面ではデキる秘書。
言わなくても何してるか知ってんだ。
涼介「ん?ああ。
どうしてもちゃんと話したくてさ。
俺のわがままで電話してんだから、
向こうの時計に合わせるのが常識だろ?(笑)」
相手の勤務時間や曜日や時差の関係でこんな時間、なんて
そんなの俺にとってはどうってことない。
.
2869人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時