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A「涼介さんが来てくれたから、元気になりました(笑)」
そう言うと、ほんと?よかった、って
私の隣に座ってまたにこにこの笑顔に戻る涼介さん。
涼介「いやぁ、連絡もらったときはびっくりしたよ。
俺が喋ってるときに出ていったの、Aさんだったんだね(笑)」
A「あ、…すみません、最後まで聞きたかったんですけど…」
……というか、ほんとに最初の部分しか耳に入ってなかったんだけど←
涼介「いいよ、そんなの(笑)」
どうせ大したこと言ってないから、って笑う横顔が
少し切なく見えた。
A「でも、…ごめんなさい。」
仕方ないじゃんって片付けてくれるけど、
やっぱり申し訳ないなって思ってしまう。
涼介「ね、みんなに向けた言葉なんかよりさ、
Aさんだけに言いたいことがあるんだけど。」
こちらへ向き直った涼介さんの真っ直ぐな眼差しに
捕らわれたように、動けなくて。
A「え…と、私だけに…?」
まばたきで返事をされて、
次の言葉を待つ。
涼介「本当は俺が賞状渡したかったけど、できなかったから。
本当に、おめでとう。」
A「あ…あ、ありがとうございます…///」
涼介「それから、そのドレス。
本当に似合ってる。この会場にいる中で、
Aさんが1番綺麗だよ。」
A「………っ////」
お世辞ってわかってても嬉しくて
でも、なんて返せばいいかわかんなくて
…可愛くないことしか言えない。
A「そ、そんなこと言ったら
ミサキさんに怒られますよ?(笑)」
業績表彰の場では女性が少なくて数人しか見かけなかったのだけど、
パーティーは女の人も多く居た。
さっきチラッと見た中では、
やっぱりミサキさんが1番綺麗だって、
素直にそう思ったもん。
涼介「むっ…なんでまたあいつが出てくんの。
俺はAさんが1番だと思うし、
てゆか今日Aさん、あいつのこと気にしすぎじゃない?」
ミサキさんの名前を出すとまた怪訝な表情に。
…そんなこと言われても。
気にするでしょ、普通。
だって、
A「だって、私なんか相手にしてたらヤキモチ妬いちゃいますよ、彼女さん。」
ちょっと自虐。だけど、ほんとのことだし
お似合いだと思う。
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ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時