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表彰台から自分の席にもどるときに
ふ、と目に入ったのは…涼介さん。
数人のおじさんたちが並んで座る幹部席の端の方。
一際若い人が座ってるなって目をやると、
涼介さんを筆頭に、お食事にお邪魔したときのメンバーが揃っていた。
そして涼介さんの後ろには…ミサキさん。
……ますます、どういう関係なの。
涼介さんや有岡さんの、どういうポジション？
モヤモヤする心の中は
まだ完全に諦めきれてないから。
“ だから明日は、私のことだけを考えててください。
嫌なことなんて、思い出さないように…ね？ ”
ふと思い出して、現実逃避のようにヤマダさんのことを考える。
表彰台にのぼっては降りてくる人の中にはまだ
「ヤマダ」という名前の人はいなくて。
式もそろそろ終盤なのに、いちごのタイピンさえ見つけられない。
．
．
人事「ではこのあと15時から創立記念パーティーですので
10分前には最上階の……」
……終わってしまった、表彰式。
ヤマダさん探しは一旦中断して、
先にミサキさんを探さなきゃ……
とりあえず先輩に一言言ってから、
A「せんぱ…
？「営業の先輩サン達、この子ちょっと借りるね？」
先輩とわたしの間にすっと割って入った背中は、
そのまま先輩に “ 借りるね ”と、それだけ告げて
私の手をとりドアの方へ真っ直ぐ歩き出した。
A「あっ、あの！
私、ミサキさ…探さなきゃいけない人がいてっ…！！」
どうなってるのかわかんないんだけど、
とりあえずこの状況はまずい。
ミサキさんも私を探してくれてるかもしれないし。
…なんとか説明をしようと声を張るけど、
何せ人が多いから周りの声に掻き消されてこの人に届いているのかどうか。
そのままの勢いでエレベーターに乗り込み、
その背中がやっと振り返ったと思えば
後ろから押し込まれるように人が入ってきて、顔も見えない。
A「きゃ、すみませんっ…！」
不可抗力とはいえ、抱きつくように密着してしまった体。
急いで離れると…
A「( えっ！？ )」
ふと、視界に入ってきたソレに驚きを隠せない。
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ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは＊応援、ありがとうございます。１番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ！ (2019年1月22日 18時) (
レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです！今まで見てきたお話の中で1番好きです！これからも応援してます！ (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか！教えて下さりありがとうございます！秒で見ます！ (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω･`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、！＊キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…！ (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです！最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしの
| 作成日時：2017年1月24日 10時
