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?「わぁやっぱりそうだぁ〜っ!
私です、ミサキです!ほら、この間電話したじゃないですかぁ!」
電話のときとはまるで違う甘ったるい声で話すミサキさん。
やっぱりそうだ、って私が言いたい。
今一番会いたくなかった人のひとり。
...え、でも、待ってよ。
A「何で、私だってわかったんですか?
それに名前も…。」
今日はネームプレートなんて付けてないし、
Aさん...って、私、電話のとき苗字しか名乗ってないよ。
ミサキ「明日の出席者名簿の本社営業課に名前があったので、
もしかしたらAさんかなぁと思って声を掛けてみたの!
そしたらビンゴ!伊藤ってありがちな名前だと思ったんだけど、
意外とあなたしか居なかったわ?」
ミサキさんの、意図がまったく読めなくて
さっきフル回転だった私の脳内も、また昨日までと同じ、
フリーズしてしまった。
ただひとつだけわかるのは、
早くこの場所を離れなきゃ。ってことだけ。
このままこの人と一緒にいて、私にメリットがあるとは思えない。
むしろ、傷つくだけだと、何かが私に警告しているように感じた。
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ミサキ「彼ね、風邪でうなされてるとき
あなたの名前を呼んだの。
看病してるのは、私なのに…。」
それを言い終わるとさっきの笑顔も可愛い声も何一つが消えて、
嫉妬に狂う女のこのソレに変わった。
ミサキ「ね、もう彼に関わるの やめていただけない?」
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ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時