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A「あ!!そうだ、あのコレですよね!?」
ここに来た理由はきっと、
涼介「あ、…うんソレ。ごめんね?」
さっき預かったキーケースをポケットから出して手渡した。
一瞬触れた涼介さんの手は氷のように冷たくて、
いつから外にいたんだろう…。
そんな大切なものだったのかな…って…あ!?
A「わ、すみません、コレお家の鍵ですか!?
だから家に入れなくてずっと外で…?」
気づいてはっとした。
私がもっと早くに帰ってきてたら…。
涼介「ふふ、そ(笑)
ポケットにうっかり忘れちゃって。
なんか急にごめんね、今日は助かったよ。
借りた服はちゃんと洗って返すから。
で、服置きっ放しだよね?
引き取って帰るわ!」
こんな遅くまで待たせてしまって、私の方が謝らなきゃなのに
ごめんね、なんて。
A「あ、コートとスーツ、濡れたままにしておくと良くないと思って
勝手にクリーニングに出しちゃいました…すみません。」
涼介「わ、まじで!?なんかごめん…!
クリーニング代、払うよ。」
こんなに早くに取りに来るなら、
クリーニング出さない方が良かったな。
返って迷惑を掛けることになってしまったような気がしてならない。
A「あ、いえ…私が勝手にしたことなのでいただけません…!」
でも……
と、財布を出してくる涼介さんに、
本当に大丈夫ですから、ともう一度はっきり言った。
…だって、クリーニング代なんかじゃ足りないくらい。
出会ったときのあのお食事代、
あのあと、じゃあお茶でもって言ったのに結局それも行ってなくて、
全然お礼出来てないし…。
A「これくらい、させてください。」
……ほんと、こんなんじゃ足りない。
誠意を感じ取ってくれたのか、
ふわっと微笑んだ涼介さんは財布をポッケにしまって
涼介「…ふふ、じゃあお言葉に甘えて。」
そう言った。
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ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時