□ ページ33
.
.
ひぃぃぃ……わわわ、忘れ物…。
家を出るときには確かに持ってた…はず。
だから…
A「た、タクシー…かな…。」
電話してみますっ、
って降りたときにもらったポケットティッシュに書かれた番号に電話をかけて。
prrrr....prrrr....
呼び出し音でさえもどかしくて、
お願いだからはやく、安心させてください…。
.
先輩「あったって?」
心配してくれる先輩の前に、見覚えのある後ろ姿。
A「…いや、わからないみたいです。
さっきの車両が営業所に戻ってこないと詳しい確認も取れないみたいで…、」
半ば泣きそうになりながら、このあとどうしようか必死に考える。
………よりによって、こんな大事な日に。
?「何をお忘れになったのですか?」
その背中が振り返ったとき、
まさかこのタイミングで、会いたくなかった人。
A「み、…ミサキさん…。」
ミサキ「わ、Aさんかぁ!
昨日、ごめんね?
…で、、あの、何を忘れたの?」
A「………パーティーで着るはずだった、ドレス…を…。」
ほっ。…今は先輩がいるから、昨日みたいな態度とられないのか。
……ミサキさんも何か表彰されるのかな。
ミサキ「わ、それはちょっとヤバイですね。
私が手配しましょうか?
サイズは?」
A「…えっ、?
あ…え、と。」
ごめんね、とかこの態度とか、
昨日のこの人を考えると何か裏がありそうで、
素直にお願い出来ない…。
ミサキ「ふふ、大丈夫。
私、センスはいい方よ?」
そういう問題じゃないってば。
……でも、
もう表彰始まるし、そのあと着替えて…ってするには、
この人に頼るしか方法はないみたい。
A「…じゃあ、すみません…
…お願いします。」
…これを貸しとして、もっと酷い仕打ちをされないだろうか。
.
2868人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほしの(プロフ) - さちさん» さちさんこんにちは*応援、ありがとうございます。1番だなんて…私にはもったいない…すごく嬉しいです…っ! (2019年1月22日 18時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - このお話大好きです!今まで見てきたお話の中で1番好きです!これからも応援してます! (2019年1月15日 21時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - そうなんですか!教えて下さりありがとうございます!秒で見ます! (2018年5月31日 18時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
ほしの(プロフ) - u6Ba3WOCV4Wy1chさん» じつは、続きを連載中です|ω・`)ちらっ リンクしてなくてすみません、、、!*キミの担当社員 という作品が続編になっているのでお時間があれば覗いてみてください…! (2018年5月30日 19時) (レス) id: f88f537235 (このIDを非表示/違反報告)
u6Ba3WOCV4Wy1ch(プロフ) - すっごく面白かったです!最後の書き方が良すぎて続きが見たくなります笑 (2018年5月30日 16時) (レス) id: 879a036e0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほしの | 作成日時:2017年1月24日 10時