＊窓口担当社員 ryosuke.Y

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A「……って、


前の課では頑張ってたつもりだったけど、


結局 ポイされちゃったから、

なんかあれなんですけどね…っ(笑)」









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涼介《 …伊藤さんは、前の部署の方がやっぱり好きですか？





…まぁ、でもそうですよね。
入社したときから勤めてきた部署ですもんね。




……ですが、

その部署に要らないから異動になったわけではありませんよ。 》






…え？







涼介《 伊藤さんの頑張りが認められたから、

営業課に異動になったんです。




プロジェクトの途中だし、異例ではありますが。





前の課と営業課では、


失礼ですが営業課の方が忙しく、大変です。




他の課で必要ない人材ならなおさら、

営業課は務まりません。





もっと自信を持ってもよろしいのではないでしょうか？




素直に、実力を認められたんだと思いますよ。 》







A「え…。」





涼介《 ふふ、気づきませんでしたか？

以前より仕事はしんどいはずなんですよ？





営業課でも卒なく仕事をこなせているのは、

それだけ実力があるということなんです。




異動になったからといって、

落ち込むことはありませんよ。



むしろ、期待されているんじゃないでしょうか。 》







……そうだったんだ。





いや、前と今の部署を比べてどっちが上とか下とか思ったことはなかったけど、


期待されてる、なんてことも思ったことなかった。








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