＊窓口担当社員 ryosuke.Y

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涼介「カフェ巡りですか、

いいですね。」





A「家の近くに最近オープンしたカフェがあるんですけど、

そこのいちごタルトがすっごく美味しくて！


駅からはちょっと歩くんで
お客さんもそんなに多くないし

すごく落ち着くってゆうか…！」





誰かに言いたかった、最近通ってる近くのカフェ。




お昼はカフェ、夜はダイニングバーと、


いつ行っても美味しいいちごタルトが食べられる大好きなお店。




……いつでもひとりで行ってるんだけど。





A「……ってすみません、自分の話ばかりしてしまって。

…興味なかったですよね…？」





相手は男性だし、……多分。


カフェとか、いちごとか、興味ないよね…。






涼介「………。」





ほら、…やっぱり困ってる。




涼介「いいえ、わたしから聞いたんですから

伊藤さんのことばっかり話していただいて大丈夫ですよ(笑)




伊藤さんはいちごがお好きなんですか？？」








A「…！！」




こんなしょうもない話に付き合ってくれるヤマダさん。







A「好きです、…………いちご！」





ぽろっと溢れた心の声。




こんな優しい人が……彼氏だったらな、なんて思ってしまった。




2年くらいフリーを極めてる寂しい女が
なに調子乗ってんだよ、って

自分で自分にツッコミを入れながら

必死につけたした『 いちご 』。






不自然じゃなかったかな…。。





ま、嘘は言ってないし。









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