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「…今日はあの日か…」
俺はポツリと呟いた。
今俺の目の前にいるのは石碑。
正確に言うと、墓…だがな。
そもそも妖怪には墓は必要ないだって？
確かにそうだ。
妖怪は形では無く別のもので存在しているから必要ない。
だが、そこにいた証明位は遺されるのだ。特に位の高い妖怪達は目立つ。
この墓は先代エンマ大王…つまり、じいちゃんの墓でない。
じゃあ誰かと問われれば＿＿＿＿＿＿
………俺の兄貴………と言った方が一番近いだろう。
正しくは、異母兄。つまり父が同じで母が違う。
昔はそんな事は当たり前の時代だったが、その影響なのか俺と兄貴の年は離れている。
しかも兄貴は元々病弱だったから、“とある大きな出来事”で力を果たしまだ若かったその命を落とした。
次期エンマ大王候補にされていたが、存在すら亡くなってしまった為、歴史上から消え失せ急遽俺がエンマ大王候補になった。
俺は困惑するように頭をぐしゃぐしゃと掻く。
遺された者が語るその思い。
遺された者が感じるその哀しみ。
俺は、空を仰ぎ見ながら決して還る事のない妖怪とのとある
〜
タッ、タッ、タッ＿＿＿＿＿
そう軽い足音がだだっ広い面積を持つ宮殿を抜けて行く。
その駆けている人物の正体は、黄金に輝く金髪を持ち紅い衣に身を包んだ、人の年に例えると齢３歳位のほんの幼子だった。
幼子は何か薄い書物の様な物を持ち懸命に走っている。
ふと、ある部屋の前に行き急に立ち止まると、ガチャガチャと器用にノブに手をかけて扉を開けた。
バタン！！！
勢いよくその幼子は部屋の中に入る。
それに気付いた椅子に座っている人物が机上から筆を置き顔を上げた。
その表情は少し微笑んでいる。
人物は目の前にいる幼子の名前を呼んだ。
・
・
・
「…エンマか…どうかしたのか？」
幼子の名前はエンマ。
そして名前を呼んだのは、エンマと同じ金の髪を持ち緩やかに編み薄い赤の衣を纏い人離れした美貌の青年だった。
幼子は無言で近付くと持っていた書物を青年の胸に押し付けた。
青年は押し付けられた書物をまじまじと見つめ唸った。
「…これは…物凄く難しい書物だろう。
エンマはともかく俺は読めないぞ。…一体どこから持ってきたんだ…」
しかし、側に居たその本を持ってきた張本人の幼子は真剣な眼差しで読め、と少なからず促している。
青年は険しい顔をして渋々本のページを開いた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
今日の一言だよ！新学期だよ！全員集合〜編
質問！もし貴方が学校に行く事になったら！？ 百鬼姫「は？妾？学校なんて必要ない！！」←※闇の教育はバッチリ
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宵月夜(プロフ) - 桜優季さん» リクエストありがとうございます（土下座） 近いうちに作成します〜！あのお二方は難しそうです…（笑） (2018年1月3日 19時) (
レス) id: 535f385a7d (このIDを非表示/違反報告)
桜優季 - リクエストです！暗黒神と時空神のギャグ的なものをおねがいします!!!!!!!! (2018年1月1日 1時) (レス) id: e961a428d7 (このIDを非表示/違反報告)
宵月夜(プロフ) - おぉ、二度目のリクエストありがとうございます♪今のリクエストが終わり次第書かせて頂きますね！…意外な趣味…ですか、想像すると笑っちゃいます← (2017年12月21日 19時) (レス) id: 535f385a7d (このIDを非表示/違反報告)
ほづみん(プロフ) - リクエストいいですか？オロチの意外な趣味(歌、ダンス、裁縫、料理)の短編が見てみたいです。 (2017年12月18日 19時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
Bokarira(プロフ) - リクエスト、宜しいですか？注文が多くなりますが…。えっと、『オロチが熱中症になって、あやとり様を倒す』を作って欲しいです。無理なら、無理で大丈夫です。 (2017年8月4日 17時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮獅子 | 作成日時：2017年3月23日 13時
