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前回までのあらすじ〜
へー、写真?何それ美味し(((
〜
「……エンマ大王様、これを頂いても宜しいでしょうか?」
ぬらりは静かに、しかし確かにそう言った。
「お、おう……」
俺はそれを承諾する。ぬらりは軽く会釈をして部屋を出て行った。
(……何か怪しい……)
俺は怪しさを感じ早く部屋を片付けてぬらりの元に行こうという方針にした。
ぬらりの奴、絶対何か隠してやがる。
〜
「…ふぅ」
今、私…ぬらりひょんは、先程頂く許可を得た写真を眺めている。
別の奴等が見れば何が何だか分からないが、私が見れば何だか分かる。
……これは……あの時の……処分したと思っていたのに……
〜
※これは遠い過去のお話…※
「エンマ様ー!エンマ様ー!どこですかー!?」
廊下で叫んでいるのは、妖怪達が住む世界…妖魔界を統べる閻魔大王に使える…名をぬらりひょんと申す。
今、訳あってあの様な大声を出していたのだ。
何故かというと……
ぬ「ハァ……エンマ様はどこへ行ったんだが……」
そう、私は資材を集めに行った主の先代閻魔大王の孫…エンマ様を探しに行っていたのだ。
いつまで経ってもここに来ず、とうとう諦めて自ら探しに来る事にしたのだ。
何故そんな慌ただしくしているかというと、何を隠そう今日は女の為の行事……そう、“ひな祭り”だ。
閻魔一族は男が少なく女が多い。なので毎年巨大な雛壇が飾られるのだ。
その準備を私とエンマ様も手伝う事になり、その資材をエンマ様に運んで貰おうとしたのだが……
簡単な作業だと思うのに一向に来ない。そんなに難しくないと思うのに本当に。
そろそろ諦めて別の準備をしようかと思った時………
・
・
・
「ぬらりーー!!!」
ぬ「!!?グッ!」
私は慌てて痛みが走った片腹を押さえる。
ふと、腰に何かに手を回されている気がして、その方向に視線を落とすと私はその正体に気付いた。
ぬ「…エンマ様…でしたか」
エ「ククク…ぬらりよ、今すぐ速やかに俺の姿を見ろーー!!」
そう言えばと言われるままにエンマ様
を無理矢理腰から離し改めて見ると私はある事に気付いた。
ぬ「!エンマ様、その格好……どうしたんですか!?」
エ「あ、これ気付いたのか!?ふふーん、良いだろー」
ぬ「あ、いえそういう事ではなくて…」
彼…エンマ様は手に持っていた縹色の芍を振り回した。
体は薄い萌黄色が主流となっている衣、袍。頭には正装の紺の冠。その姿はまさに……
ぬ「平安貴族……」
そう、まさにその姿は平安貴族という表現が正しいと思うほど昔の貴族達の格好だった。
続。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
今日の一言だよ!新学期だよ!全員集合〜編
質問!もし貴方が学校に行く事になったら!? 百鬼姫「は?妾?学校なんて必要ない!!」←※闇の教育はバッチリ
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宵月夜(プロフ) - 桜優季さん» リクエストありがとうございます(土下座) 近いうちに作成します〜!あのお二方は難しそうです…(笑) (2018年1月3日 19時) (レス) id: 535f385a7d (このIDを非表示/違反報告)
桜優季 - リクエストです!暗黒神と時空神のギャグ的なものをおねがいします!!!!!!!! (2018年1月1日 1時) (レス) id: e961a428d7 (このIDを非表示/違反報告)
宵月夜(プロフ) - おぉ、二度目のリクエストありがとうございます♪今のリクエストが終わり次第書かせて頂きますね!…意外な趣味…ですか、想像すると笑っちゃいます← (2017年12月21日 19時) (レス) id: 535f385a7d (このIDを非表示/違反報告)
ほづみん(プロフ) - リクエストいいですか?オロチの意外な趣味(歌、ダンス、裁縫、料理)の短編が見てみたいです。 (2017年12月18日 19時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
Bokarira(プロフ) - リクエスト、宜しいですか?注文が多くなりますが…。えっと、『オロチが熱中症になって、あやとり様を倒す』を作って欲しいです。無理なら、無理で大丈夫です。 (2017年8月4日 17時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮獅子 | 作成日時:2017年3月23日 13時