今日も今日とてカオスな日々だ！！【妖ウォ】

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前回までのあらすじ(？)
今ぶつかった(正確には飛び込んだ(？)拍子に気を失って何か俺がぬらりで！ぬらりが俺になってたんだ！信じてくれ！！

〜

エンマ大王(今はぬらりひょん)「…どうしよう…」

…うわっ！そうだ、俺ぬらりになってるから声もぬらりのままなのか！
低い声で「どうしよう」！？キャラ崩壊じゃねぇか！
でも今はこの状況をどうにかしねぇと！

俺はそう思いまだ気絶している俺(今はぬらり)をそっと持ち上げた。
うわ、軽。気絶してるからか？自分を自分で持ち上げるのも相当変だが今は仕方ない。俺は急いでぬらり(今は俺)を俺の寝室に運んだ。

あー、ややこしくって仕方ねぇ。

〜

うーん、寝室に運んだは良いが…ぬらりがいつ目覚めるかも時間の問題だ。
さて、どうやって起こそうか。
あ、そうだ、たまに人間界のテレビとかでやるよな。ドッキリって奴。
あれ試してみよう。後で自分の体に何かが起きても致し方ないよな。

そうと決まれば準備だ！と言わんばかりに俺は寝室を飛び出そうとした。
が、その時……

ガバッ

後ろで音がしたので俺は立ち止まり振り向いた。
するとその時……

「大王様っ！」

俺はその声に背筋が凍った。俺の声で「大王様」と言われるんだぞ！？想像してみろ！何か鳥肌立つから！！

「…な、何だ…」

「そう言えば仕事の件…！？私が…居る！？」

「あ、あぁ…いいかぬらり…よく聞いてくれ。
俺達…あの階段から落っこちて入れ変わったみたいだ」

「…なっ…」

「ぬらりの目の前にはぬらりが居る。でも中身は俺だ。その証拠にぬらりの見た目は俺になってる」

「…」

ぬらり(見た目は俺)は勢いよく部屋を飛び出すと、一瞬の内に部屋に戻ってきた。

「…本当に…私が…大王様に…」

そして愕然とした様子で呟く。しかも今ぬらりが言った事も全部俺の声に変換されるから！

エンマ大王(見た目はぬらりひょん)「と、とにかく…ぬらり、一刻でも早く戻れる方法を考えようぜ」

ぬらりひょん(見た目はエンマ大王)「…はい…」

エ「まずこれは漫画でよくあるパターンだ。…だから…どうすれば直る…？」

ぬ「…では私からは提案が一つ。もう一度あの階段から落ちてみれば宜しいのでは？」

俺はそれを聞いて閃いた。

エ「…なるほど！じゃ、そうと決まれば行こうぜ！」

ぬ「ま、待って下さいよ！」

〜

エ「…ここだな」

ぬ「…はい」

俺達の前には全ての原因になった階段が高くそびえていた。

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