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嫌に重たい空気と責めるような目線を放つ後輩が前に
嫌に甘ったるくふわふわとした空気を放つ後輩が後ろに
前後の温度差で体調を崩しそうになりながら平静を装った
宇井が出雲の顔を覗こうとするが出雲は必死に隠れ
恥ずかしいのか何なのか、決して顔を見せようとせず
ぎゅう。俺のシャツを握り締めながら背中に顔を埋める
出雲の顔と接する部分が熱く顔が赤いことが直ぐ分かった
にこやかな宇井が距離を詰めるように俺の爪先を踏む
数年やそこら振りに見るようなどす黒い笑みに
背中から出雲を引き摺り出し「礼、言っておけ」と
ぱっ。宇井は出雲が前に来た瞬間足を離し笑顔を見せる
「…飴。ありがとう、ございます……」
「ううん、良いんだ。たまたま持ってただけだし
Aちゃん甘いもの好きって先輩から聞いてたから」
目上の人間に対し俯きながら小さな声で礼を言う
本来ならその態度は先輩として注意すべきなのだが
それに赤面が+aしていればその理由など一目瞭然の上
礼を言われた本人がこの上無く嬉しそうなので気にしない
唐突に、少し先輩借りるねと宇井に腕を引かれ
少し離れて出雲に背を向けるようにすると距離を縮め
密談でもするような小声、据わりきった目で話を始めた
「先輩。私、然り気無く私からって伝えて
渡してくださいってお願いしましたよね?ね?」
「おい。分かったから一旦落ち着け」
「落ち着いてます。なのになんで先輩が仲良さげ
っていうか距離近いです。まさかとは思いますけど」
「違うに決まってるだろ。少し付き合いが長いだけだ」
「駄目ですよ。私がいつから片想い中だと
あの子がアカデミー生だった頃、もう五年近く」
ぴた。マシンガンのような口調がいきなり止まり
少し暗いだけ口調で、良い歳した大人が片想い…と
自分の言葉にライフを削る後輩がいたたまれず
宇井から借りた煙草の匂いを出雲は気に入っていて
いつもなら、近付かないでくださいと顔を歪めるだけ
しかし今回はかなり嬉しそうに近付いてきたと伝えると
目を見開いたあとはにかんでぽわぽわとした空気を放ち
出雲の方からも蕩けた視線とふわふわとした空気を感じた
そのまま会話は終わり出雲の方へ戻ることになり
宇井は先程の勢いが嘘のようにはにかみ言葉を濁し
Aは蕩けた目で宇井を見る。完全に二人の世界で
(……胸やけが、してきた)
(帰っておいでカモミール)
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アホ毛50% - 遊莉さん» ノアは望むもの手に入れる為なら何でもすると思ふ (2016年7月4日 20時) (
レス) id: 11bcba6a22 (このIDを非表示/違反報告)
遊莉(プロフ) - アホ毛50%さん» 甘酸っぱくはねえな (2016年7月4日 19時) (レス) id: 4bcfa69d12 (このIDを非表示/違反報告)
アホ毛50% - 遊莉さん» 因みに今日中に続編作るから見てくれるとうれぴぃ…(小声) (2016年7月4日 6時) (レス) id: 11bcba6a22 (このIDを非表示/違反報告)
アホ毛50% - 遊莉さん» どうや?甘酸っぱい()片想い書いたよ!!!(自棄)我ながら、このあと夢主ちゃんはどう生きていくんですかねぇ… (2016年7月4日 6時) (レス) id: 11bcba6a22 (このIDを非表示/違反報告)
遊莉(プロフ) - アホ毛50%さん» あーーアホ毛………ヴっしんどい………なんかさあ…アホ毛と趣味性癖がかなり一致しててさあ…リア友ならドン引きされることでも平然と言えるから…すき……とにかく神田ユウはやばかったです… (2016年7月2日 22時) (レス) id: 4bcfa69d12 (このIDを非表示/違反報告)
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