Extraordinary 2 (ページ6)

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真夜中の不法侵入者① ページ6

　
　
　
　
　
　
　
23時。
　
　
　
　
　
　
　
　
　

寝付けない。
　
　
　

　
　

昼間のカノンとのやりとりを思い出す。
　

　
　

　

ナムジュンだったらいいな、って
　
　
　
　
　
　
心のどこかで思っていたんだ。

　
　
　
　
　
　
ものすごくお似合いだなって。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
『……ジョングクかぁ』

何でジョングクなのかと
あの後散々問いただしてみたけど
　

　
　
　
何故か意地でも教えてくれなかった。
　

　
　
　
　
　
　
まあ、それ以上は踏み込むことはしなかったけれど。
　

　
　
　
　
少し残念ではあるけれど
　
　
　
　
　
　
親友の恋を応援しよう。

　
　
　
　
　
　
彼も悪い人ではないと思うし。
　

　
　
　

　

　
　

良い方向に向かうことを祈って、ね。
　

　
　
　
　
　

　
　
　
　
さて
　
　
　
　
　
　
　

　
それにしても寝付きが悪い。
　
　
　
　
　
　
　
　
　

水でも飲んでリラッ────

「……全然気づかないのな」

ん？
　
　
　
　
　
　
　
何で1人部屋なのに違う人の声が聞こえたのだろうか。
　
　
　
　

　
　
　
　
　
今、ものすごく目を開けたくない。
　
　
　
　
　
　
って、本能がそう言っている。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「……目覚めのキスとやらで起こすしかなさそうだな」

反射的に目が開いた。身体は実に正直だ。
　

　
　
　
「よ、寝たふり娘」

　

　
　
　
　
今私の中で会いたくない人ランキング1位を爆走中の男。

　
　
　
　
　
　
ミン、ユンギ。
　

　
　
　
　

『ほん……っとに、不法侵入で訴えてやる』

　
　
やれるならやってみろ、と言わんばかりの笑みを浮かべてベッド横の椅子に座るユンギ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
これは……いったい何の茶番なのだろうか。
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　

　