Extraordinary 2 (ページ18)

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中体連⑩ ページ18

　
　
　
　
　
　
　
この人のために……

何でもいい。
　
　
　
　
　
　
　
何かしてあげたい、と思った。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
それで、ユンギの気持ちや傷が
　
　
　
　
　
　
少しでも楽になれるなら。
　
　
　

　
　
　
　
　
『……ユンギ、何か欲しいものとか、ある？
してほしいこと……とか、何でもいいよ』

するとユンギはしばらく考えたのち……

「……ふーん、何でも、してくれんの？」

と、耳元で囁いた。
　
　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
ユンギの唇が私の耳元をかすめ、何とも言い難い感触を残していく。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

『え、あ、いや……、ユンギさん？流石に何でもって訳には……』

「……何でもって、言ってたけどな」

『だ、から、それは……っ』

「……どうした？」

耳元がくすぐったい。
　
　
　
　
　
　
　
　
緊張と焦りで鼓動が異常なほど早い。

　
　
　
　
　
　
　
　

全身が暑くなり、やがて涙目になった。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
そんなに私の反応を見て、ユンギは弄ぶように耳元で囁き続ける。
　
　
　

　
　
　
　
だめ、これ以上は本当に……

『ユ、ユンギ……！お願いだか……ら、ストップ、ストップ！！』
　

　
　
　
　
　

　

　

　
すると、ようやくユンギは私の耳元から顔を離して解放してくれた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
『もう……、そういうのはダメ！』
　

「そういうの、って？」

し、しまった……

　
　
自ら墓穴を掘ってしまった。
　

　
　
　
　
　
　

　
『わかってるくせに……
とにかく、そういうことは恋人同士でするものだから！却下！ほか！』

「……ふーん、じゃあ、なおさらいいってことじゃん」

何でそうなる……？
　
　
　
ユンギが言っていることが理解できなかった。

　
　
　
　

　
　
　
　
「お前さ……」

　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　

　
　
　
　

「好きだろ、俺のこと」
　
　
　
　
　
　