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YG「…なんだよ、ただの愚痴かよ」
『私の専属プロデューサーなんですよね?褒めて伸ばすタイプの。褒めろ』
YG「いや俺年上」
あの、ハヨンのソロデの話を聞いて耐えられなかった私はユンギさんに電話をかけた。
昨日連絡先を交換したとはいえこんなに早く、しかも私からかけることになるなんて想像もしていなかった。
また昨日と同じカラオケボックスで、私はまた似たような練習着を着てて、ユンギさんは同じジャケットを着てた。
YG「昨日夜遅かったし、お前疲れてたし、タッグ組む話なかったことにされるじゃねえかと思って、電話かかってきた時心臓冷えたわ」
『ただの愚痴でよかったですね』
YG「おう。言質とらなかったこと後悔してたから」
『私言質あっても逃げますよ』
YG「最悪じゃん」
逃げる、っていうか、なかったことにするっていうか。
そんな気は多分、しばらくは沸かないんじゃないかな。
正直、今の事務所にユンギさんみたいに私と真正面から向き合ってくれる人っていないし、私に歌ってほしそうな人もいない。
所詮、私はもう過去の人だ。
YG「んな辛気臭せぇ顔すんなよ、ほら酒頼め、酒」
『私お酒苦手なんで』
YG「は?まじで?」
『私20なのでまだ飲み慣れてないんです』
YG「お前結構わけぇのな」
『16でデビューしたので、まだピチピチですよ』
YG「いや、なんかピチピチっつー言葉選びのセンスが古い」
『ユンギさんの曲歌いませんよ?』
YG「その脅しはなしだろ」
ユンギさんはお酒を頼んで、ここって喫煙可?とか聞いてきたけど知らないので曲選んだるフリしてたら諦めて運ばれた酒を静かに飲んだ。
YG「……なんか歌ってやろうか?」
『え、歌えるんですか?』
YG「いや、まあ、歌っつーか、ラップ?」
ああ、ぽい。
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哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった?!!!かわいい!すき!!! (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き(語彙力) (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:文鳥番長 | 作成日時:2023年10月20日 23時