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JK「あ、A」



『…なに?』







JK「その、忙しいならいいんだけど」



『忙しくないからいいよ』











自分から話しかけたくせにおどおどしてたジョングクは、私の返事にぱっと顔を明るくした。




図体がでかくて、テヒョンさんやジミンさんの前じゃ生意気で、ハヨンの前ではオッパぶってるくせに、私の前じゃただのガキだ。





うさぎの、ガキ。














JK「次の新曲なんだけど、ここの部分、Aならどうやって歌うかなって」




『………なんで私?』







JK「え?い、いまさら?」















ジョングクの中には練習生のころから友達枠な私がいるみたいで、それはもう歌に関しては頼ってくる。








ずっとそうだ。



デビュー曲も、その次も、私が曲を出さなくなって、新曲が貰えなくなって2年が経っても、自分の人気が私を超えても、いやはるか前に超えてるか、デビューした時点で。






ずっと、こうやって私を頼りにする。



















JK「いや、だって、ここで1番歌上手いのAじゃん」









JK「トレーナーさんの前じゃ大きな声で言えないけどさ」



















腹が立つ。






腹が立つのに、何も言えない。


何もできない。











『歌詞見せて』




JK「はい!」











大きな目をキラキラ光らせて、書き込みがいっぱいされた紙を差し出して、私の隣に身を滑らせるようにして座った。











『…私と、制作側の解釈が違ったらごめんだけど』





JK「ええ?今まで違ったことないじゃん、別に保険かけなくていいのに」




『うるさい』


JK「ごめん」

















ジョングクの、新曲。



ボーイズグループの、新曲。






こいつら前にカムバックしたの、いつだっけ。











半年、とか?


もうちょっと前かな。












私、2年、活動してないのに。






ジョングクたちには、ハヨンたちには、新曲が与えられて、世に出さない曲だっていっぱい貰ってる。



















考えるな。



惨めになるだけだ。



















私、いつまで、ここにいられる?




いつ、クビをきられる?




いつ、いらないと言われる?



















HY「オッパ!なにしてるの?」



JK「お、ハヨン」












可愛げもない、不安だ。











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哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった?!!!かわいい!すき!!! (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き(語彙力) (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文鳥番長 | 作成日時:2023年10月20日 23時

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