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YG「そっちはどーなの、大学生」
『ちょー楽しいです毎日』
YG「……歌手やってた時にんな顔見たことねぇのが腹立つ」
あのフェスの後、フェスの会場で怒られた後、事務所に戻ってからまたしこたま怒られた。
その後すぐに代表に歌手をやめますと言ったので、その件についても雷が落ちて本当に一瞬後悔した。
辞めないほうがいいかも。
辞める前に死ぬんじゃない？
怒られたのが原因で死ぬとか恥ずいんだけど。
しかし私は頑固なので次の日までには辞表を作って提出した。
案外すぐに通った。
聞いた話、新グループデビューが控えているのでまあ私がいなくなってもいいらしい。
ひどい奴め。
それからは1年以上かけて勉強しまくってしまくって、今年の春にようやく大学生になった。
中学の時にスカウトされて、高校にもまともに通っていないし、勉強もさほど真面目にしていなかったので勉強だなんてものは本当に病む。
まじで。
もう2度と無理。
『最初は「あれって歌手辞めたソク・Aじゃない？」っていう目で見られることもありましたけど今はもう気にしてもないです』
YG「おまえツラはいいもんな」
『顔面スカウトされた側なので、一応』
歌手を辞めると決めたのは、最後のプロモーションの日。
ユンギさんがギターを弾いた日。
私の役目が終わった日。
私は元々歌手を目指していたわけではなかった。
きっと私がこのまま歌手を続けていれば、成績なんて気にしないで、それはもちろん歌が好きじゃないから興味がないだけで、きっと死んだも同然だった。
あのままだったら私はいつかお荷物だっただろうし、いつまでも「だって別に歌好きじゃないけど才能あるからやってるんだもん」っていう言い訳だけで生きていくのだと思った。
歌手を辞めよう。
別の人生を歩もう。
そう考えたのは、必然だった。
後悔はしていない。
歌は好きじゃない。
それが答えだった。
終わったばかりの私の人生はまた始まろうと奮起している。
全てを飲み込んで、全ての過去を消化して、今の私がいる。
後悔はしていない。
今の私が好きだ。
本音を愛して、よかった。
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哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (
レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった？！！！かわいい！すき！！！ (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き（語彙力） (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文鳥番長
| 作成日時：2023年10月20日 23時
