どうせ君は流れ星【YG】

君の未練にはなれない ページ30

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私とユンギさんの立場は逆転した。




別に私が歌を作るとかではなくて、いじる、いじられるの分野での話だ。











『みんなユンギさんの話ばっかりしてますよ、ほら』



YG「うざ」








SNSを見せれば嫌そうにユンギさんは眉をしかめて、腕を組んで、口元を襟の中にうずめた。







案外ユンギさんは考えてることが分かりやすい。



一見冷たそうで、あらゆることに興味なさげな印象を与えるけど、感情の起伏はちゃんとある方だと思う。



ローテンション気味だけどノリはいいし。











あのハプニングは、ちょうどプロモ最終日だったこともあってそういう演出だったんじゃないかっていう説が有力になってるらしいのでそこまで気に負うことはなさそうだ。



まあ、ユンギさんはだいぶダメージを受けてるけど。










どうやら前の事務所の元同僚やら元上司やらから大量に連絡が来るらしい。



一応暴力沙汰で辞めさせられた身としては気まずらしい。







正直、あの謎のギタリストは誰！？ってネット記事を見た時にはさすがにちょっと笑ったけど。



元同僚がネットで俺とあいつ友達なの、みたいなのも呟いてたらしくてそれでユンギさんのイライラはマックスだ。












私はあの日を区切りに1日休みをもらってほとんど寝て過ごしたのでほぼ完全状態に近い。






事務所からの待遇もまあいい感じだ。


事務所の株も上がったらしいし、私のことを今は結構大切にしてくれている。










てなわけなんだけど、別に、たいして嬉しくもない。












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