検索窓
今日:161 hit、昨日:234 hit、合計:69,481 hit

ページ27











まだ、曲は流れない。



















さすがに遅い。








閉じていた目を開く。





ステージ袖に目をやると、何か騒がしい様子が目に入った。
















え?


なに、してんの?




今、どんな状況?


















私の視線に気づいたスタッフの1人が、どこかから持ってきた紙に大きな字で文字を書いて今の状況を知らせた。







『は………』












いやいやいやいや、待ってよ、嘘じゃん。





じゃあ、どうすんの。



私はどうすんの。







もうステージ立ったんだけど。



それはすぐに解決するの?



















頭が痛い。



体の力が抜けそうになるのを堪える。








やばい、眠い、疲れた。



今になって忘れていた疲労が思い出される。








体が重い。







頭が、痛い。



















助けて、ユンギさん。



お願い、ユンギさん。







思わず、袖にいるユンギさんを目で追って、見つめた。









機材トラブルだって、音流れないって。






私どうしたらいいの、ユンギさん。



助けて。



















私の視線に気づいたユンギさんは、ゆっくりと2回まばたきをして、肩が大きく上下するような呼吸を1度して、ふいっと背を向けて去っていった。




ずっとステージ袖の奥へ奥へ、戻っていく。



















まあ、そりゃそうだよな。






あの人、歌作るのが仕事で、スタッフじゃないし。


いったら付き添いだし。








ユンギさんが逆に機材の直し方知ってるわけないよな。




知ってたら逆になんで?って感じだし。



















ああ、なんだ。



私がユンギさんに期待し過ぎただけか。












・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1011人がお気に入り
設定タグ:BTS , ユンギ , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった?!!!かわいい!すき!!! (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き(語彙力) (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:文鳥番長 | 作成日時:2023年10月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。