どうせ君は流れ星【YG】

新月に恋を ページ25

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「Aの肌よくこのクソ長い活動期間に綺麗に保てたわね〜」




『逆に久々の多忙過ぎて肌もびっくりして仕事できなかったんですかね』


「それ自虐ネタ？反応困るから」











A、この曲のカムバステージが最後なだけなのに歌手生活最後のステージとか言われてんだからほんとうける〜。




って陽気なヘアメイクさんの言葉を苦笑いで、完全に否定はできないのでそれとなく流す。
















今日でプロモーション活動は最後だ。





長い長い活動期間が終わる。



というかよく体も心も持ったなと思う。









2年ぶりに、ほんとに比喩じゃないぐらい、目が回る忙しさだった。



正直曲の反応なんて調べる余裕もないぐらいで、ユンギさんが冷やかし程度に伝えてくるチャート順位しか知らない。
　











YG「A痩せた？隈すごいね」



『デリカシーって知ってます？』



YG「知ってる知ってる。今日で最後だから、がんばんなよ」



『いつだって頑張ってますよ』














やつれてるだの、疲れてるだの、隈がすごいだの、覇気がないだの、青白くてビビるからチーク塗れだの、きゃんきゃん言ってくるユンギさんだけど、正直、ユンギさんだって隈がすごいし、なんかもやしみたいだ。



















ユンギさんは私のプロモーション活動に全部ついてきた。





俺はお前の専属プロデューサーだから、っていう謎理論で朝早くから夜遅くまでついてくる。










ユンギさんって別にうちの事務所の職員じゃない。



だから言ってしまえばクレジットに名前が載る程度なんだけど、なぜかユンギさんは自分の時間を削って、ただ私のステージを袖で見てるだけなのに。



















YG「お前は歌上手いんだから」





YG「俺の作った歌を歌ったとけば、それだけでいいんだよ」



















でもユンギさんは、


歌上手いなら誰でもいいじゃん。











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