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いわゆる直談判というやつでカムバックをもぎ取ったわけだけど、もちろんそこには何の障害もないわけではなくって。
『あのさ、私、ハヨナに謝んなきゃいけないことがあって』
「謝る？私に？オンニが？」
頭にいっぱいハテナを浮かべて、子犬みたいに私の元は寄ってくるから罪悪感に苛まれてしまう。
『私のカムバックさ、決まったじゃん』
「はい！！マネージャーから聞きましたよ！」
『それさ、ハヨンのソロデのスケジュールと入れ替えなの』
「……え？」
『…今までハヨンのソロデのために動いてた人たちやスケジュールは全部私のカムバックのに変更になるの』
『だから、ハヨンのソロデは遅れることになる』
どの事務所のどこグループのカムバと被らないようにしようとか、同じ事務所でも調節されてて、スタジオの予約とかも、全部ハヨンのために考えられてたスケジュールが、歌手だけ置き換えられた。
私が、ハヨンのソロデビューを壊した。
スタッフさんが伝えます、っていうのを私が無理を言って自分で伝えると言った。
私にソロデを怖がりながらも楽しそうに話したハヨンにとって、他人から延期を聞かされるなんて、しかも私の口からは何もなしでなんて、さすがにできなかった。
『ごめんなさい。ほんとに、ごめん』
『私、ハヨンのソロデビューを遅らせようって上の人たちが決めてる時に何も反論しなかった』
『自分のことしか考えてなかったの、ごめんなさい』
「なんでAオンニが謝るんですか？」
ハヨンは困ったように下がり眉で笑って、でも何だか瞳はうるうるしてた。
「私はこんなに嬉しいのに。私たちの曲も、容姿も、性格を決めるのも全部事務所で」
「やっとオンニが輝けるのに、今更になってしか動かない事務所のなんて腹が立つけど、私はきっとずっとこの日を待ってたんです。私は、歌ってるオンニが好きだから」
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哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (
レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった？！！！かわいい！すき！！！ (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き（語彙力） (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文鳥番長
| 作成日時：2023年10月20日 23時
