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『……え?ハヨナ、タクシーってジョングクタクシーのことだったの?』




「いや、今オッパからの連絡に気づきました」








事務所のビルのエントランスを出れば、目の前に止まっていたのはジョングクの愛車だった。



ハヨンの姿を捉えたジョングクは運転席から颯爽と現れて、「送るよ」って優しく微笑んだ。










もうちょっとは隠せよ、撮られたら終わるぞ。




じとっと睨めば何を勘違いしたのか「…あ、Aも乗ってく?」って気をつかうように言われるから、腹が立つ。










『嫌そうな顔してる奴の車に乗りたくないんですけど』




JK「してないって、寒いんだから乗るなら早く乗って」








ハヨンのことは華麗にエスコートして後部座席に乗せたのに、私のことは背中を雑に叩いて押し込もうとする。



なんだよこいつ。













「あ、いや、オッパ、オンニたしか寄るとこあるって」



JK「はぁ??いっつも夜遅くに歩いてどっか行ってるって思ってたけど今日もかよ」





『は?なに?あんたいっつも見てたわけ?』


JK「宿舎と逆方向に歩いて行くんだから不思議にぐらい思うだろ」











こいつ、やっぱりクソガキじゃんか。



練習生になりたての時はシャイでよく泣いてたのに、いつのまにかこんなに生意気になりやがって。



















『ジョングクに関係ないじゃ……ん?』


JK「?」

















JK「っうぉ、ちょっ、おい!」







私の背中を押していたジョングクを押し除けて、ただ一目散に走る。



後ろからはジョングクの戸惑いの声が聞こえたけど、そんなの気にしない。



















目的のその人は、頬と鼻先を真っ赤に染めて、ヨレヨレのダウンジャケットの襟元に顔をうずめて、ポケットに両手を突っ込んで、私のことを待っていた。








いつ出てくるかもわかんないのに、私のことをずっと待ってたんだ。










こんなに寒くて、地面が凍るような、真っ白い冬の寒空の下で、ユンギさんは私のことを待っていた。



















『ユンギさん!!!!』








な、なんで?ってオドオドしていれば、いつもの気だるけな感じが嘘みたいに少年みたいな顔で笑った。














YG「迎えにきちゃった」

















未熟な翼で飛び立って→←・



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哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった?!!!かわいい!すき!!! (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き(語彙力) (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文鳥番長 | 作成日時:2023年10月20日 23時

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