・ ページ18
・
「最近、Aオンニ楽しそうですよ」
『ほんと?』
ハヨンのソロデの候補曲の資料を見せてもらいながらそんなことを言われる。
「いいことでもありました?」
『………いいことを持ってきてくれそうな人と出会った』
「へえ!いいですね」
そういえば、今日ユンギさんが大事な話あるって言ってたな。
あれから何曲か新しい曲を聞かせてもらってるけど、まだユンギさん的には私にうまくハマるものがないらしい。
なんであんなに曲を思いつくかな。
私、編曲でさえ難しいのに。
歌詞書けって言われても、全然出てこないし。
メロディーとか思いつけないし。
「…私たちのグループ、デビューする前はみんな仲良かったんですよ」
「でも、デビュー曲の半分ぐらいが私のパートで、その時さすがに、え?ってなって」
「だけどポジション的なものもあるのかなって思って、ハモリとかも含めて半分ぐらいだったから最初はみんなそういうものかなって思ってるだけだったんですけど、ずっとそれが続くから、あんな仲になっちゃって」
『上が悪いでしょ。確実に』
「わぁオンニ、声おっきい」
ケラケラ笑いながら辺りを見渡して、セーフセーフって人懐っこい顔を見せるから、私の表情も自然と緩む。
『ソロデビュー、言える日きそう?』
「……こわくて。マネージャーさんにお願いしようかって」
『そっか』
ハヨンがもし元々ソロでデビューしてたら、なんか違ったのかな。
じゃあ私はどうだろう。
私がグループの1人だったら、ハヨンみたいに頑張ったかな。それとも、リナって子や、ジョングクを叩いた子みたいになるかな。
『そろそろ帰ろうか』
「はい」
・
『ハヨンはタクシー?』
「そのつもりです」
「Aオンニもですか?」
『ううん、私寄るとこあるから』
ユンギさん、話ってなんだろ。
いい曲決まったのかな。
・
1011人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった?!!!かわいい!すき!!! (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き(語彙力) (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:文鳥番長 | 作成日時:2023年10月20日 23時