たぶん空が泣いたから ページ16
・
JK「もー、ほんと疲れた」
『おつかれ』
カムバックを控えたジョングクは今しがたレコーディングを終えたようで、今はテヒョンさんがやってるらしいけど、練習室の床に、私の隣で座ってる。
JK「歌うのは好きだけど、レコーディングはやっぱり疲れんだよね」
つか新曲音高すぎ、ってジョングクはぽつりとこぼした。
そんなふうにぐちぐち言ってるけど、どうせ歌を歌わせたら1番上手くて、幸せそうに、楽しそうに歌うんだから、ほんと、嫌になる。
JK「そういや、上は新しいグループ考えてるんだって」
『…ふぅん。男？女？』
JK「そこなんだよ！よくぞ聞いてくれた」
ジョングクは、ふふん、と自慢げに鼻を鳴らして、それで次は口元に手のひらを近づけて、内緒話をするみたいに私の耳元に近づいた。
JK「それがさぁ、男女混合らしいよ」
『はぁ？』
『んなわけないじゃん。アンチとかやばいって』
JK「俺だって聞いた時は信じなかったけどさ、練習生たち、この前の月末評価、男女混合のグループでやってたの見ちゃったもんだからさ」
『……何考えてんのかね、上の奴らは』
何気ない会話だけど、私のとっては喜べないニュースだ。
ジョングクやハヨンがどう捉えてるのかはわからないけど、確実に私にとっては嬉しくない話だ。
新しいグループに力を入れるために、既存のグループの活動が減るのはまあよくあることだ。
もしそれが売れていないのなら、なおさら喜んで活動を制限させるだろう。
最悪、契約切られるかも。
『はぁ〜〜……』
JK「でっかいため息つくなよ、こっちにうつる」
『うるさい』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1012人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
哺乳瓶(プロフ) - 最高の2024年が始まってしまった…更新してくださりありがとうございます (1月1日 1時) (
レス) @page21 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ss17(プロフ) - え、来ちゃった？！！！かわいい！すき！！！ (12月30日 11時) (レス) @page19 id: 201cd60e21 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - え、もう、え、好き（語彙力） (12月29日 1時) (レス) @page19 id: d58a271092 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文鳥番長
| 作成日時：2023年10月20日 23時
