どうせ君は流れ星【YG】

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なに、私諭されてんの？













私は、こんなにも子供っぽかっただろうか。






早々に家を出て、ひとりでソウルで、グループじゃなかったから気兼ねなく話せるメンバーもいなくて。











私、もっと自分のこと、しっかりしてると思ってた。



















YG「Aは何が好き？多分、俺、歌ではないと思うよ」



















すき。






すきって、なに。













歌だって、好きだよ。



ちゃんと、大切にしてるよ。
















YG「才能があるのと、好きなのは違うだろ。お前は、特に」










『わたしは、』



















歌が嫌いな歌手なんて、そんなのいないじゃん。




いちゃだめじゃん。



















好きとか、嫌いとか関係ないじゃん。







才能があったんだから、だって、才能ない人はもうどうしようもないんだから、ある人がやんなきゃ、ダメじゃん。





恵まれてんだから、それなりにちゃんとやんなきゃ、やりたいのに才能ない人に失礼じゃん。



















そうだよ。



歌なんて好きじゃないよ。











歌の練習してるのだって、今ユンギさんと会ってるのだって、売れるためのことだよ。






私には歌う才能しかないから、それ活かさなきゃ食ってけないからだよ。









持ってるのが歌の才能じゃなかったなら、きっと歌手なんてやってない。



















『……オペラ座とか？』




YG「は？」






『オペラ座とか、バッキンガム宮殿とか見ると、わぁ〜ってなります』







YG「それは……みんなそうなんじゃねーの？」













聞いといてなんだよ、ばか。






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