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課長「皆さん、おはようございます。今日は皆さんに紹介したい人がいます」
朝のミーティング会議の時間に、学校の転校生を紹介する教師みたいなことを言い出す課長。
なぜか、いつもよりも何倍も濃い化粧をしている。
隣では、もう見慣れた人物____
__海人が“可愛い子かなぁ。先輩っ、どんな人だと思います?”なんてソワソワしている。
今思ったんだけどさ、何で海人は入社日が一緒の同僚じゃなくって私なんかといつもいるんだろう…………。
なつかれてんのかな……?
それなら、悪い気はしないけど。
課長「……永瀬廉さん。皆さんに自己紹介をしてもらえないかしら?」
課長の後ろにある扉から、“ナガセレン”が入ってくる。
その姿を見て、課長の厚化粧の訳が分かった。
・前髪にかかった、さらさらの髪。
・長い睫毛(まつげ)に、茶色い瞳。
・プックリとした涙袋。
・高い鼻。
・血色のいい唇。
・スラッと伸びた長い足。
ルックスが完璧すぎる。
成る程ねぇ。
こんなイケメンさんがうちの会社に入るから、そんなに厚化粧だったのね。
課長を一度見てから、“ナガセレン”をジーっと見る。
きっと見られている本人は、いい気はしないだろう。
すると海人が、“ナガセレン”を見ている私に何を思ったのか、
海人「先輩、ああいう人がタイプなんですか?」
なんて言い出した。
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飴玉 - kさん» ありがとうございます!頑張ります (2020年11月30日 15時) (レス) id: d12be36514 (このIDを非表示/違反報告)
k(プロフ) - このお話本当に大好きです!大変だとは思いますが更新頑張って下さい(><) (2020年5月22日 16時) (レス) id: 85b25e2b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴玉 | 作成日時:2020年4月22日 1時