episode〆60 ページ10
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『遥輝も、そう思ってるの…？』
キミの気持ちを確かめたくて、
キミも同じ気持ちなのかなって＿＿
遥「当たり前やん。めっちゃ好きやもん、離れたないくらい」
『……うっ、うん』
車内で鳴り響くハザード音が私の心臓の音を掻き消してくれた
遥「連れて行きたいくらい。やから、早よ遠征同行出来る様にAも仕事頑張って！」
私の頭を笑顔で撫でる遥輝
遥輝の手は魔法の手
頑張ろうってより思わせてくれた
『私、頑張るね。だから、ちょっとだけ……ギュッてしても、いい…、？』
遥輝の言葉にいつもより積極的になれる私
遥輝の温もりを確かめたくて、安心感を得たくて
遥「もぉ、ほんま…めっちゃ可愛い」
私は腕をグッと引き寄せられ、遥輝からギュッと抱きしめてくれた
遥「あー、明日行きたないわ。笑」
遥輝は私の頭を自分の胸に押し付ける
自然と遥輝の心臓の音が聞こえる、
ドキドキいってる、
私はその遥輝の鼓動に嬉しくなった
『でも、遥輝の野球してるとこ。私、好きだよ。だから、頑張ってね』
数センチの距離で、私は遥輝を見上げて言った
遥「その上目遣い。他の男にせんでな」
私のほっぺをツンっとする遥輝
上目遣いなんて、
そんな事、私出来てたんだって
遥輝の言葉にビックリだ
『絶対しないよ。私、そんなの出来てたんだ…笑』
少し私が苦笑いをすると、遥輝はクシャっと目尻に皺を寄せた
遥「そーゆーとこ、好き」
＿＿ガンッ
『えっ……！？』
急に助手席の椅子が倒れた
私の上を遥輝が覆いかぶさる状態になった
遥「ビックリした？笑 かわええ、その反応」
私の両手に自分の指を絡める遥輝
そして、そのまま口付けされた＿＿
遥「なんも、せぇへんで」
『えっ、？』
遥「ちょっと、からかっただけ」
と笑いながら椅子を元に戻してくれる遥輝
男の人にヤりたいだけと言われた過去、
まだ消えた訳じゃない記憶。
だけど、この人は違ったんだ
私のこと、手に取ってわかるように
遥「俺は、大事にしたいねん。Aのこと」
大好きなその笑顔が眩し過ぎて
世界で1番好きな人に巡り会えたって思えた
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聖音美紅(プロフ) - 1話から61話まで読ませてもらいました！ここで登場してきたチアの藍那その子が果たしてヒロインと西川選手の的なのか気になります。中島選手は警戒しているようですがこの2人にどう影響してくるのか気になります！続き楽しみにしています！頑張ってください。 (2019年4月7日 14時) (
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作者名：amane | 作成日時：2018年12月14日 22時
