episode〆109 ページ9
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私の心臓がバクバクと音を立てて鳴り止まない
卓「もしもし、A？」
当たり前だけど、紛れもなく卓ちゃんの声だ
『……うん、』
何を話していいのかわかず、ただ頷くだけの私
卓「凛ちゃん…、大丈夫やった？」
通話相手の卓ちゃんも話が途切れ途切れで、きごちなさがあった
『ごっ、ごめんね。凛が勝手に…、』
卓「大丈夫やけん。」
久しぶりに聞いた方言に、鳴り止まなかった鼓動が緩やかになっていった
卓「それより、ごめん。本当にごめん」
突然、卓ちゃんは謝ってきた
『……いっ、いいよ。もう…、』
あれだけ、LINEでも言ってくれてたし…
卓「…良くない。…俺、最低やったて反省した」
卓ちゃんは途切れ途切れ話しを続けた
卓「やっぱり、俺の隣にAが居ないのは……辛いんよ、ほんまに悪かった」
受話器越しでも十分伝わる言葉
いつもなら頑固な卓ちゃんが、こんなにも私を想ってくれてるんだって、
ここまで言ってくれて、許せない訳がない。
『本当にもういいよ。私も黙って出て行って、ごめんね…？』
卓「桐島とは、ほんまに何も無いから。興味ないから。Aしかないから…俺」
その言葉が、嬉しくって目頭が熱くなる
『……っ、ありがとっ、卓ちゃん…、』
卓「A、もしかして泣いとる？」
彼の声だけで、きっといつもの困った顔をしてるんだろうなって想像がついた
『…卓ちゃんの…、バカ』
卓「バカって言った方が………バカやけん」
ちょっと、間が空いて
「ふふっ」とお互い笑い合った
前の私たちみたいに
ちょっときごちないお互いの頑固さがあって
これがきっと私たちなんだよね
卓「A、何しとーかな思ってさ」
『…私も、思ってたよ。卓ちゃん見ながら』
本当に以心伝心だ。笑
卓「……っ、あーーーもっ！」
『なっ、何、？どうしたの、卓ちゃん』
卓ちゃんは、いきなり意味のわからない奇声をあげた
卓「好きすぎる。Aのこと」
『バカ卓ちゃん』
絶対、いまお互い顔真っ赤だ
だけどすごく居心地が良くて
君の声だけで心が温かくなる
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聖音美紅(プロフ) - いつも見させてもらっています。正反対の話でもコメントさせてもらいました！中島選手とヒロインの危機は去ったと思いましたがまた二人の間に何かあるよ感がします。二軍から上がって来た人は何が狙いなのかそして2人のこれからが気になります！続き楽しみにしています (2019年4月7日 14時) (
レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
うる - 質問のお返事ありがとうございます。携帯の不具合があってもこの小説が読めるならなんのそのです。更新を楽しみにしてます。 (2019年1月8日 22時) (レス) id: d03451b2d9 (このIDを非表示/違反報告)
もからん、(プロフ) - いつも拝見させていただいてます！更新は大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年1月6日 20時) (レス) id: 25a2506573 (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - うるさん» コメントありがとうございます！読んで頂いてありがとうございます（ ; ; ）ちょっと、その事は分かり兼ねてしまいますね……。不具合とかが出たのかもしれませんね……。ちゃんとした、お答えが出来ず申し訳ありません（ ; ; ） (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - 花梨さん» コメントありがとうございます！おかげで第3弾まで続ける事が出来ました（ ; ; ）お気遣いもしてくださってありがとうございます（ ; ; ） 花梨さんも風邪など引かれ無いようにお気をつけ下さいね(*_*)！ (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amane | 作成日時：2018年12月9日 21時
