君までの距離 ♯3

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＿＿グラウンド



香「みんな、集合してくださーい」






香山さんの一言でゾロゾロと集まる選手たち




俺たちが向かってる途中、Aと噂の男が並んでるのが見えた









遥「たーくさんっ、顔怖い怖い。笑」




卓「…そう？」





遥輝の言葉に我に返る


そんな俺怖い顔しとる？と自分の頰に手を当てる









遥「大丈夫っすよ！まだ何か起きた訳とちゃうんやし」





遥輝は「行きましょっ」と俺の背中を押した









香「はいっ！早速紹介するね。皆、待ちに待ったAちゃんが今日から職員復活です！」





Aは、一歩前に出て可愛い笑顔で「またよろしくお願いします」と頭を下げた









健「やっぱ、Aが居なくちゃね！」




亮「そうそう！Aさんは、チームの女神ですから」




『ちょーし良すぎ、亮くんっ』






いつもの和やかな雰囲気に周りは笑っててほっこりしとるけど





俺は隣に居る�狠豊瓩梁減澆�気になって仕方なかった







香「はいはい、じゃあ次新しくトレーナー兼職員になった麻生くんです」




その麻生という男も一歩前へ出て挨拶を始めた








麻「麻生 陽介です。2軍から来ました！よろしくお願いしますっ」




その男は、爽やかに挨拶を決めた



妙な空気感が漂う中、チラホラと拍手が起こっていた







翔「よろしく、麻生さん。」




さすが、キャプテン大将。
何食わぬ顔で挨拶していた







香「それじゃあ、早速麻生くんよろしくね」



メニューが書かれてるであろう紙を麻生に渡す香山さん






麻「はい。えっと……中島さん。それじゃあ、ストレッチお付き合いします」




遥「おーい、卓さん？呼ばれてますよー」




卓「……っえ？俺？」




頭の中で色々考えすぎて、耳に入って来なかった


よりによって、俺からかよ






ふとAの方へ視線を向けると、「(スマイル！！！)」って口パクで言ってるのがわかった




俺そんなに顔怖い？と首を傾げながら、麻生の元へと向かった







卓「よろしくお願いします」




麻「こちらこそよろしくお願いします！」




元気な返事を返される反面、自分の警戒心の強さに愚かさを感じた







案外、普通の奴かも。顔がカッコいいだけや
と自分に言い聞かせる事にした






ー ー ー ー ー


新しい連載始めました！
こちらも良かったら見てください！

〆The storm suddenly
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gvhee6/



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