episode〆126 ページ26
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目の前には、卓ちゃんの顔
だけど、私……押し倒されてる?
アルバムはポトリとソファーの上に落ちて、卓ちゃんの真顔だけが私の視界を埋める
卓「熱なんて、ない。伝えたかったから口にしただけやの」
この状況でこの言葉を言われると、自分の心臓が急に高鳴って、卓ちゃんの瞳がすごく綺麗すぎてドキドキが止まらない
どれだけ時間が経っても、未だに卓ちゃんにはドキドキさせられて、全く慣れない
この人、本当ズルイなぁって…
『もう大丈夫だよ。私は卓ちゃんの事信じてるから』
卓「ほんまに?」
首を傾げる卓ちゃんは可愛くって仕方ない
この姿見たら、女の子は誰だってイチコロにやられるんだろうなぁ
『ほんと。ただ一個だけ言ってもいい?』
卓「えっ、うん。どうぞ」
『卓ちゃんは、もっと自分がモテてるという自覚持ってね?』
はっきり言うよ?卓ちゃん
『鈍感すぎぃぃーーーーっ!!!!!!』
卓ちゃんのほっぺをつねってやった
卓「ちょっ、いだいっ。」
片目をギュッと瞑る卓ちゃんの顔が可愛くて、可笑しくて笑えた
そのまま私は起き上がって、逆に卓ちゃんに馬乗りになって向かい合う形になった
『ねぇ、卓ちゃんは、私ので…いいんだよね?』
卓ちゃんの首に腕を回して問いかけた
卓「当たり前。それは、こっちのセリフ」
そのまま優しくキスを交わした。
モテる彼の彼女は大変だって今回いかにもわかったけど、何があっても離れないからね。
__ブーン
その時、何かが私たちの目の前を横切った
卓「あっ……カメムシ忘れとった。笑」
テーブルにちょこんと止まるカメムシさん……
『えっ……、やだぁぁーー!!!』
思わず、卓ちゃんにギュッと彼に抱きついた。
「ごめんごめん」って笑いながら私の頭を撫でる卓ちゃん
卓「見るの忘れとった。笑ちょっと、見回りしてくるけん。」
と、卓ちゃんは立ち上がって家を巡回し始めた
『なんで、いつもこうなるんだろ』
卓ちゃんがティッシュでつかんだカメムシさんは、ベランダに送り出された
だけど、初めて彼の家で過ごしたのは楽しい1日だったなと満足感に満ち溢れた
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聖音美紅(プロフ) - いつも見させてもらっています。正反対の話でもコメントさせてもらいました!中島選手とヒロインの危機は去ったと思いましたがまた二人の間に何かあるよ感がします。二軍から上がって来た人は何が狙いなのかそして2人のこれからが気になります!続き楽しみにしています (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
うる - 質問のお返事ありがとうございます。携帯の不具合があってもこの小説が読めるならなんのそのです。更新を楽しみにしてます。 (2019年1月8日 22時) (レス) id: d03451b2d9 (このIDを非表示/違反報告)
もからん、(プロフ) - いつも拝見させていただいてます!更新は大変だと思いますが頑張ってください! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 25a2506573 (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - うるさん» コメントありがとうございます!読んで頂いてありがとうございます( ; ; )ちょっと、その事は分かり兼ねてしまいますね……。不具合とかが出たのかもしれませんね……。ちゃんとした、お答えが出来ず申し訳ありません( ; ; ) (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - 花梨さん» コメントありがとうございます!おかげで第3弾まで続ける事が出来ました( ; ; )お気遣いもしてくださってありがとうございます( ; ; ) 花梨さんも風邪など引かれ無いようにお気をつけ下さいね(*_*)! (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amane | 作成日時:2018年12月9日 21時