episode〆103 ページ3
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やばいよ、早く行かなきゃ＿＿
無我夢中で私は香山さん達が待つタクシーめがけて走った
『なんで、バレちゃったの』
一度振り返った自分も馬鹿だなと思ったけど
ほんの一瞬卓ちゃんと目が合っただけでバレちゃうなんて
後ろから「A、待って！」と卓ちゃんの声
ごめんね、卓ちゃん＿＿
まだ心の整理が付いてなくて、簡単には顔合わせらんないや
『ごめんなさい！！お待たせしましたっ！』
急いでタクシーに乗り込んだ
凛「走って来たの？……ってあれ中島さんじゃん！」
タクシーの窓からエントランスを出たばかりの卓ちゃんが居た
『運転手さん！出発お願いします！』
私の必死な声に運転手さんも「あっ、はい」と急いで車を走らせてくれた
香「うわ、皆も居るじゃん」
エントランスの前を通り過ぎる時、チラッと横目で見ると皆こちらを見ていた
『ごめんなさい……』
と一言呟いて目を伏せた
みんな…卓ちゃん…ごめんね……、
卓「なんでこうなんの……、」
俺はただただ目の前を通り過ぎたタクシー見つめた
やっと、やっと会えたのに…
俺の願いも儚く、タクシーはどんどん遠くへ消えて行った
遥「卓さん、追いつかなかったすか…、」
少し息を上がらせて言う遥輝に「ごめん」と謝った
拳「けど、すげぇよ。卓」
はぁはぁと呼吸を整える拳士に「なにが？」と聞き返した
拳「だって、髪型全然違ぇのにすぐわかるんだもん」
隣で微笑む拳士にこっちまで微笑ましくなった
卓「そりゃあ、彼氏やけん。当然」
髪型、気づかないで怒られたけん
もう、失敗出来やんもん
そもそも、仕草とかでわかる
あのそそっかしさ、絶対Aやって思ったから
健「明日、香山さんに事情聴取っすね」
みんな、何だか清々しい姿だった
きっとAを一目でも見れたからだろう
元気にしてるんやって安心したんだろう
遥「今日はAのお陰で勝てたし、このまま飯でも行きます？」
遥輝の突然の誘いにみんな賛同した
もちろん俺も
卓「うん、行こ。今日はええ日やった」
君の姿が見れただけで、こんなにも心が温かくなった
けど、ちゃんと話したいってどこかモヤモヤも当然ある
けれど、君のペースに合わせたい
俺ら頑張るから、必ず戻って来て欲しい＿＿
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聖音美紅(プロフ) - いつも見させてもらっています。正反対の話でもコメントさせてもらいました！中島選手とヒロインの危機は去ったと思いましたがまた二人の間に何かあるよ感がします。二軍から上がって来た人は何が狙いなのかそして2人のこれからが気になります！続き楽しみにしています (2019年4月7日 14時) (
レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
うる - 質問のお返事ありがとうございます。携帯の不具合があってもこの小説が読めるならなんのそのです。更新を楽しみにしてます。 (2019年1月8日 22時) (レス) id: d03451b2d9 (このIDを非表示/違反報告)
もからん、(プロフ) - いつも拝見させていただいてます！更新は大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年1月6日 20時) (レス) id: 25a2506573 (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - うるさん» コメントありがとうございます！読んで頂いてありがとうございます（ ; ; ）ちょっと、その事は分かり兼ねてしまいますね……。不具合とかが出たのかもしれませんね……。ちゃんとした、お答えが出来ず申し訳ありません（ ; ; ） (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - 花梨さん» コメントありがとうございます！おかげで第3弾まで続ける事が出来ました（ ; ; ）お気遣いもしてくださってありがとうございます（ ; ; ） 花梨さんも風邪など引かれ無いようにお気をつけ下さいね(*_*)！ (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amane | 作成日時：2018年12月9日 21時
