episode〆115 ページ15
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『本当に…、戻ってもいいの?』
みんなの気持ちを確かめる様に、恐る恐る聞く
そしたら、パアッと表情が明るくなるみんな
遥「当たり前やんっ!!」
拳「もう来て来て来てっ!!その為にここに来たのっ!!」
近「Aが戻って来たら、連勝しまくるから!」
『遥輝、拳士、近ちゃん…、』
卓「A、今日は皆ここに泊まるけん。明日一緒に札幌に帰ろ?」
隣に居た卓ちゃんは、私に飛行機のチケットを渡して来た
『卓ちゃん……、わかったよ!』
私の一言で「やったー!」と喜びの声が飛び交った
卓「、っはぁー、良かった」
__ギュッ
卓ちゃんは私をぎゅっと抱きしめてきた
『たっく、ちゃん?』
卓「断られたらどーしよ思ったから」
みるみる腕の力が強くなっていくのがわかった
『ちょっと、皆見てるんだけど…、』
冷やかしの声が飛び交う中、至って冷静な卓ちゃん
卓「そんなん関係ない。ハグしたいからした」
『ほんと、卓ちゃん……バカ』
こういう所が、可愛いんだよね卓ちゃん
私きっと、この人から逃げる事なんて出来ないんだって改めて思った
遥「よしっ!じゃあ、久々に皆で飲もかっ!」
みんなゾロゾロと寮の大部屋に移動する
私もそれに連なって出ようとしたとき、
__ギュッ
後ろから腕を掴まれた
『卓ちゃん?』
後ろを振り返ったものの、何も言わない卓ちゃん
『どうしたの?』
卓ちゃんは、そっと私の首に腕を回した
卓「可愛い、浴衣着とるんも」
私の首に顔を埋めて言う卓ちゃん
『……嬉しい。んっ』
首元が少しヒンヤリした感覚があった
『えっ、これ。どうしたの?』
卓「Aに似合うと思って、買った」
『……うっー、うれ…しいよ』
私の首元には、キラキラと光るハートマークのネックレスだった
卓「ん、やっぱり似合っとる」
卓ちゃんは、首元のネックレスをつついて満足気に笑った
『これ、高かったでしょ。笑』
卓「それなりに。笑」
と、最後はいつも通りの私たち
2人で笑い合って、手を繋いでみんなの所へ向かった
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聖音美紅(プロフ) - いつも見させてもらっています。正反対の話でもコメントさせてもらいました!中島選手とヒロインの危機は去ったと思いましたがまた二人の間に何かあるよ感がします。二軍から上がって来た人は何が狙いなのかそして2人のこれからが気になります!続き楽しみにしています (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
うる - 質問のお返事ありがとうございます。携帯の不具合があってもこの小説が読めるならなんのそのです。更新を楽しみにしてます。 (2019年1月8日 22時) (レス) id: d03451b2d9 (このIDを非表示/違反報告)
もからん、(プロフ) - いつも拝見させていただいてます!更新は大変だと思いますが頑張ってください! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 25a2506573 (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - うるさん» コメントありがとうございます!読んで頂いてありがとうございます( ; ; )ちょっと、その事は分かり兼ねてしまいますね……。不具合とかが出たのかもしれませんね……。ちゃんとした、お答えが出来ず申し訳ありません( ; ; ) (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
amane(プロフ) - 花梨さん» コメントありがとうございます!おかげで第3弾まで続ける事が出来ました( ; ; )お気遣いもしてくださってありがとうございます( ; ; ) 花梨さんも風邪など引かれ無いようにお気をつけ下さいね(*_*)! (2018年12月13日 18時) (レス) id: 444d464a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amane | 作成日時:2018年12月9日 21時