episode〆93 ページ43
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卓「A！？」
まさかの展開に咄嗟に君の名前を呼ぶ
「あっ、すみません。私、凛です…」
声の主は、凛ちゃんだった
卓「あっ、ごめん……凛ちゃん」
明らかに落胆した俺に気づいたのか、「すみません」と繰り返す凛ちゃん
やけど、この番号は確かにAのやから……！
卓「凛ちゃんが出るって事は…Aと一緒？」
凛「はい…笑 また潰れちゃったんですよ…。笑」
前にもこんなんあった様な気がした
頭の片隅に残ってる記憶
凛「前にもこんな事ありましたよねっ。笑」
受話器越しにフフっと笑う凛ちゃんの声
卓「あった。ごめんね、迷惑掛けて」
彼氏として、凛ちゃんに謝る俺
凛「Aが潰れる時って、中島さんと何かあった時だけですよ」
卓「えっ…？」
凛「だから、ちゃんと大切にしてください。それ、伝えたくて電話出ちゃいました」
その言葉に、すごく重みを感じた俺
正直な話女心がわかってる訳じゃなくて、この際凛ちゃんに聞いてみたかった
凛「あと、皆さんに伝えてください！一戦一戦大事にして欲しいと」
やっぱり、気づいてたんやってさすが球団職員やなと感心した
卓「ねぇ、凛ちゃん。いきなりなんやけど、俺のダメな所教えて欲しい……」
「えっ、」と少し驚いた様な返事
そりゃ、そうか。いきなりこんなん言われても困るよな。でも知りたいんよ
「いいんですか？」と少し控えめな返事に「お願いします！」と返事し構えていた時、
『んーーーーっ』
受話器越しに聞こえる愛おしい声
凛「あっ、中島さん。すみません！A起きそうなので、」
少し慌ただしくなる凛ちゃん
卓「うん、わかった。電話出てくれてありがと」
「じゃあ、失礼します」と言って繋がっていた電話が切れてしまった
結局答えは聞けないままだったが、Aの声が聞けただけで俺は少し上機嫌
直接話した訳じゃない＿＿
だけど、君の居る空間に少しの時間携われたのがこんなにも嬉しかったんだ
俺のぽっかり空いた穴はAにしか埋められない
今、少しのこの時間で改めて思った＿＿
卓「なんか、想像つく」
北海道の星空を見上げながら、君と凛ちゃんのやり取りを想像して、ふっと笑って部屋へ戻った
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こす(プロフ) - みんなから必要とされてるところ涙がでそうです、、ロッカー見ただけで分かる選手たちのヒロイン愛最高です。更新楽しみにしてます！ (2018年12月9日 15時) (
レス) id: e8c494fb09 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 今日はもう更新ないですか？？ (2018年12月7日 18時) (レス) id: ecef7dc57c (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - 展開がもどかしすぎていてもたっても居られないです(笑)更新頑張ってください！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - ヤバい涙出てきました 。 (2018年11月24日 0時) (レス) id: 683746955b (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 初めて感想書きます。以前から拝見してました！毎回ハラハラ、ドキドキ。これからどうなるのか楽しみです。ﾗｲﾊﾞﾙの女の子みたいな子ほど、悪気がないのでなんだか腹が立ちます。もう少しﾋﾛｲﾝちゃんも強い子だったら・・も思いつつ、更新楽しみにしてます。 (2018年11月21日 1時) (レス) id: a94cd8b05f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amane | 作成日時：2018年9月29日 23時
