episode〆76 ページ26
.
.
卓「ちょっ、Aっ…、!」
走り出したAを追いかけようとした時、
桐「卓也くん…?」
背後からの声に振り返ると同級生である桐島が居た
卓「桐島。どうした?挨拶?」
桐「ううん、たまたま通りかかったの!Aさん、どうしたの?」
キョトンとした表情で、首を傾げる桐島
卓「あぁ、何でもないけん。さっき、聞いた。こっち来るんやろ?」
桐「そうなの!よろしくね!卓也くんとまた一緒に過ごせるなんて、嬉しいっ」
ニコッと笑う桐島に不覚にも可愛いと思ってしまった
これが、高校時代男子達が騒いでたのと近ちゃん達が騒いでいたのが、今になって理解した
だけど、別に恋愛感情なんて無いしAが何もかも上回っていて申し訳無いけど騒ぐ程でもない
卓「俺も嬉しいけん。よろしくな」
うん!と笑顔で応える桐島だけど、何かソワソワしてる様子だった
卓「どうしたと?」
桐「あっ、挨拶しとこうかなって…。だけど、1人じゃ入れなくて、」
卓「そーゆこと?じゃあ、一緒に入ろ」
俺は扉を開けてあげて、桐島を部屋の中へと入れた
__ガチャ
近「あっ、卓さんどーこ行ってたんすかぁ〜?」
卓「あー、挨拶したいんやって」
俺の後ろからひょこっと顔を出す桐島
遥「明里ちゃんやんかっ!!」
ゾロゾロと選手達が桐島を囲う
桐「明日からこちらでお世話になります!よろしくお願いします」
控えめな挨拶にペコッと頭を下げる桐島
剛「ほんと可愛いですね!困った事あったらいつでも言って下さいね!!!」
キラキラした目で桐島の手を掴んで握手する剛
剛ってこんなに積極的やったけ?て感じ
近「なーんか、卓さん。明里ちゃんの付き人みたいっすねー」
ケラケラ笑って近ちゃんは茶化してきた
卓「近ちゃん、何言ってんの」
チラッと目線を下げて桐島を見るとバッチリ目が合ったから、すぐに逸らした
遥「大将は挨拶しないんすか〜?」
遥輝は少し遠くに居る大将を呼んだ
翔「あぁ、よろしく」
一言だけ告げて大将は出て行ってしまった
遥「なんや、あれ」
拳「大将、お腹痛いんじゃない?トイレっしょ!トイレっ!!」
拳士の一言に場の雰囲気は和んで皆笑ってて楽しかったけど、やっぱり物足りないと、俺は感じた
.
207人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こす(プロフ) - みんなから必要とされてるところ涙がでそうです、、ロッカー見ただけで分かる選手たちのヒロイン愛最高です。更新楽しみにしてます! (2018年12月9日 15時) (レス) id: e8c494fb09 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 今日はもう更新ないですか?? (2018年12月7日 18時) (レス) id: ecef7dc57c (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - 展開がもどかしすぎていてもたっても居られないです(笑)更新頑張ってください! (2018年11月24日 0時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - ヤバい涙出てきました 。 (2018年11月24日 0時) (レス) id: 683746955b (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 初めて感想書きます。以前から拝見してました!毎回ハラハラ、ドキドキ。これからどうなるのか楽しみです。ライバルの女の子みたいな子ほど、悪気がないのでなんだか腹が立ちます。もう少しヒロインちゃんも強い子だったら・・も思いつつ、更新楽しみにしてます。 (2018年11月21日 1時) (レス) id: a94cd8b05f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:amane | 作成日時:2018年9月29日 23時