episode〆74 ページ24
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ホテルに着いて自分の部屋へ行き、そのままベランダに出る
夏の夜風が涼しくて心地がいい
『明日か……』
明日の試合が終われば、札幌に戻って2日間のオフ
でも、職員は新しく入る桐島さんに一日みっちりと教え込む日がある
そして、明日の朝には桐島さんがこっちに移る事を選手達に伝えなければならない
『皆、私の事なんてどうでもよくなっちゃうのかな……』
不安で押しつぶされそうな夜
夏の風は涼しくて気持ちいけど、どこか冷たさも感じた
ベランダの扉を閉めた時、コンコンとノック音がした
？「Aちゃーん、ちょっといい？」
香山さんだ！
『はぁーい、今開けますね！』
扉を開けると缶ビールとお菓子を持った香山さんが、ニコッと笑って立っていた
香「ちょっと、ミーティングいい？笑」
『はい！』と言い、私は香山さんを部屋に招き入れた
香「私ね、さすがに出てけって言っちゃったよ。笑」
ミーティングのはずが、愚痴大会と化してます。笑
『私、見てられなくて、もう声掛けないで、あの場から逃げちゃったんです…笑』
すみませんと謝った
香「うんうん。そうかなって思って怒っちゃった私」
プシュと缶ビールを開けてゴクゴクと飲む香山さん
『明日がくるのが嫌です、正直。笑』
香「そうだよね。皆と卓、どんな反応するんだろ」
『…ですね』
きっと、皆は嬉しがるんだろうな
香「けどね、きっとAちゃんの事、皆必要にしてるよ」
『えっ…どうしてですか？』
ギータさんにも言われた言葉。
何を根拠にそう思うのだろうか
香「今は当たり前の様になってるけど、皆いつも口にするの。Aどこーって。いっつも、Aちゃんを探して頼りにしてる」
香山さんはニッコリ私に笑いかけた
『それは、香山さんも同じですよ！きっと、それもその内あの子に変わるんですよ…』
自分が言った言葉に虚しさを感じて俯いた
香「ううん。あの子と違う物をAちゃんは持ってる。
きっと、Aちゃんが居なくなったら皆困るの目に見えてるの」
『そっ、そうなんですか…？』
自分の良さなんて自分じゃわからないし、必要とされてる根拠もわからない
その後は、雑談を交えて、香山さんは自室へ帰っていった
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こす(プロフ) - みんなから必要とされてるところ涙がでそうです、、ロッカー見ただけで分かる選手たちのヒロイン愛最高です。更新楽しみにしてます！ (2018年12月9日 15時) (
レス) id: e8c494fb09 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 今日はもう更新ないですか？？ (2018年12月7日 18時) (レス) id: ecef7dc57c (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - 展開がもどかしすぎていてもたっても居られないです(笑)更新頑張ってください！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - ヤバい涙出てきました 。 (2018年11月24日 0時) (レス) id: 683746955b (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 初めて感想書きます。以前から拝見してました！毎回ハラハラ、ドキドキ。これからどうなるのか楽しみです。ﾗｲﾊﾞﾙの女の子みたいな子ほど、悪気がないのでなんだか腹が立ちます。もう少しﾋﾛｲﾝちゃんも強い子だったら・・も思いつつ、更新楽しみにしてます。 (2018年11月21日 1時) (レス) id: a94cd8b05f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amane | 作成日時：2018年9月29日 23時
