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宮近side
クラスで聞こえるのは薄ら笑いとクスクス話す声。
目線の先には机の上に置かれた一本の花と、投げ出された椅子。
また始まった。
『………っ』
今回のターゲットは吉田A。
最近転校してきたばかり。
眼鏡におさげで校則通りに制服を着こなす、絵に書いたような地味子。
気が弱そうで男子には常に敬語。
なのに、なぜかR6と仲が良かった。
授業中だって、
平野「教科書忘れた」
『使用人に言ったらどうですか？』
平野「ん、遠い。見えないじゃん」
『寄って来ないでください』
平野「意外と字汚いね」
『……見せませんよ』
平野「甲骨文字？」
『言われたくないです』
こんな様子。
それが荒川の逆鱗に触れた。
R6の1人、荒川愛華は、自分の男たちを取られそうなると、いつもこうしていじめを行う。
しかも今回は北斗くんもだから尚更。
荒川はずっと北斗くんが好きだった。
でも北斗くんは荒川どころか女子に興味を示さない。
そんな北斗くんがAさんに近づくのをみれば、荒川は容赦なかった。
『………なん……で……』
愛華「あんたが約束を破るからじゃない」
『そんなこと……』
愛華「裏切り者はさっさと消えて」
『………っ』
上履きも履いてない、服も汚れたAさんは見るに耐えられなかった。
放っておけなかった。
宮近「大丈夫？」
『だから私に関わらないで下さい。危害が及びます』
宮近「でも……」
『私は負けません』
宮近「………」
そうして教室出て行ったAさんは、その日戻って来なかった。
放課後。
1人佇む北斗くんがいた。
電話してる……？
松村「ああ、順調だよ笑。
まあそうだろうな、え？そんなん1個でも2個でも喜んで。
おい！笑
にしても笑えるよな、あの女笑。
俺が夢中だって思い込んでんだから。
俺が従う女は1人だけだって笑」
ガタッ
やべ、足ぶつけた。
松村「ごめん、切るわ」
俺は急いで物陰に隠れた。
北斗くん、こんなところで…………。
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なな - 返信ありがとうございます。 あれから5回ぐらい読ませてもらいました。(笑)たのしみにまってます。！ (5月3日 11時) (
レス) @page41 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
なな - 今日読ませてもらいました。！ とても面白かったので良ければ2も見たいです！ (4月21日 13時) (レス) @page41 id: 54b20791cc (このIDを非表示/違反報告)
羊(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！赤星目指してるので、それまでにepisode2の準備しておきます♪これからもどうかよろしくお願いします！ (4月6日 22時) (レス) id: 3ce9930fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - はじめまして！今日初めて拝見したんですけど、最後まで一気に読んでしまうぐらいほんとにおもしろかったです！まさかの大どんでん返しでびっくりしました！お気に入りにも追加させていただきました！episode2もよろしければ読ませていただきたいです！ (4月4日 10時) (レス) @page41 id: 83a247185b (このIDを非表示/違反報告)
羊(プロフ) - ななさん» 遅くなってごめんなさい！全然大丈夫です。コメントありがとうございます♪まだ大まかにしか書けておらず出せるレベルではないので、気長に待っていただけると光栄です。 (4月4日 0時) (レス) id: 3ce9930fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊 | 作成日時：2024年1月28日 22時
