あの日の桜散る頃に (ページ2)

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柾哉、私、京介。ページ2

『柾哉ー？先に行くよー？』

柾哉「待ってってば！今行くから！」

『はいはい笑』

幼馴染の木村柾哉。

ずーーっと一緒に成長してきて今高校3年生。

逆に一緒にいすぎだよね笑

でもずっと懐いてくるからなかなか幼馴染離れをしてくれない。

柾哉「はい！行こっか。」

『行こうか。じゃないよなんで寝坊するの！』

柾哉「ごめんってぇ、、、今度ジュースおごるから！ね？」

不覚にも柾哉はあざとくて可愛いと思ってしまう。

本当に同い年？笑

二人とも同じ部活で軽音楽部。

歌が好きな私と、ダンスが好きな柾哉。

私達は音楽が大好きなのだ。

ーーーーーーーーーーーーーー京介も。

『あーあ。京介に会いたいよぉ、、、。』

柾哉「最近そればっかだね。まぁ、俺もだけどー」

京介というのは幼馴染で、中学生の時に引っ越しちゃったんだ。

今日は高校3年生の2学期始業式。

転校生が来るという噂を聞いてとても楽しみにしていたのだ。

『京介だったらいいのにな』

柾哉「それなー」

あ、ギャル人格出てる笑

柾哉は掴みどころがなくてふわふわしてるけど、京介は色んな人に好かれてしっかりモノで私達の親友だった

今日の転校生が京介でありますようにっ！

柾哉「美人さんの転校生だったら狙っちゃおうかなー笑」

『あれ？好きな人いるって言ってなかった？』

柾哉「脈がなさそうで諦めちゃった！鈍感でアピールに気づかないし、、、」

『ご愁傷様ですｗｗ』

柾哉「笑わないでよぉ、、！」

『私も・・・京介に気持ち伝えられなかったからな、、、。引越し先で彼女作ってたりしないよね、、？』

柾哉「ないない笑
　あの京介がだよ？あの恋愛下手な歌にしか興味ない人！」

『悪口に聞こえるんですけど』

柾哉「え、ごめん！！」

『あーあ。京介ーーーーー！！大好きだぁぁぁぁぁぁ！！！』

柾哉「なんで今叫ぶのｗｗｗｗ」

『なんか叫びたくなったｗ』

柾哉「どゆことｗ」

こんな他愛もない会話を京介としたい。

叶うのかなぁ、、、