偶然の必然【平成跳】【短編集】

儚い弾丸 ページ9

弾丸を装填する
　


ここから図書館の職員入り口がはっきり見える



この前、話しかけて来た職員



名前は伊野尾慧、【妖の傀儡(スウィート・パペット)】の本名



あれから何日もかけて調べてよかった



いつもこの時間くらいに退勤する



誰にも見つからないようにこっそり帰る



yt「ま、それも今日までだけど」



見つからないように防犯カメラもないからね



しばらく待機していると伊野尾慧が出てきた



辺りをキョロキョロとしている



yt「まずは足から…」



俺は引き金に手をかけて撃った



サイレンサーつけているから発砲音なんてしない



伊野尾慧の足に確実に着弾し、驚いた顔で倒れる



yt「あの時ぶりですね、職員さん」



in「あなたは…」



yt「恨まないでくださいね？



これも依頼なんで」



次に腕を撃ち抜く



苦痛で歪むその顔がいいんだよ



次は腹、太もも、首



yt「じゃあね、地獄でせいぜい楽しんでてください」



そう言って額を撃ち抜いた



あぁ…最高の気分だ



…なのになんで



全身痛いんだ？

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