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Aside
目を開けると、冷たいコンクリートに体がついていた。
さっきまでの賑やかな面持ちはない。
起き上がろうとすると、ジャラッ...、という音が聞こえてきた。
足元を見ると、右足には足枷が付いていた。
周りを見わたすと、此処は牢屋の中だということが分かった。
鉄格子の向こうは、真っ黒な部屋に白色の家具が置かれている。
私の持ち物は無くなっており、服は黒と白のワンピースになっている。
『なんだっけ...』
私は、いままでのことを振り返ってみる。
確か、男性に絡まれて、そこに悪魔の皆が来て...
で、今に至る。
そこからの記憶は無い。
『あれ...、皆は...？』
そうだ。皆がいない。
普通なら隣に誰かしらいるのに...
「お目覚めのようですね」
何処からか声が聞こえてくる。
その声は汚い。加工されているようだ。
『皆の元へ返して！』
「無理ですね〜。貴女はとてもいい素材なのですから。悪魔と天使の羽を持つ人間さん」
くくっ、と笑う声。
「あと、あの方々は助けに来ませんよ。ここまでに来る道のりも教えていませんし、
罠がたくさんですからね〜」
皆を嗤うような声。
私はその声に、胸を締め付けられた。
『早く姿を現しなさい！』
そう叫ぶと、扉が開く。
そこには、顔まで隠れそうな大きな帽子を被り、顔には、黒と白が半分に分かれたお面を
被った人が現れた。
「そろそろ、お口の動きが多くなってきましたね。また、眠ってもらいましょうか」
謎の人が手のひらを私の方に向け、上から下へと動かす。
急に眠気が襲ってくる。
消えゆく視界の中で、私が見たものは、謎の人が黒と白の翼を広げた姿だった。
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yamaguti3(プロフ) - 咲三カー民(咲本 民子)さん» ありがとうございます！もっと良い作品にしていきます！ (2017年8月2日 8時) (
レス) id: a259a1857b (このIDを非表示/違反報告)
咲三カー民(咲本 民子)(プロフ) - これはいいめせもあ。 (2017年7月13日 0時) (携帯から) (レス) id: a6fbb820a8 (このIDを非表示/違反報告)
yamaguti3(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！もっと特徴を掴めるように頑張ります！！ (2017年7月9日 22時) (レス) id: a259a1857b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、むすめんばーさんたちの特徴をつかめていて、とても良かったです。 (2017年7月2日 9時) (レス) id: e56e8c22bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yamaguti | 作成日時：2017年4月30日 21時
