【五条悟】曰く、グッツに愛を叫ぶと、推しが逆トリするらしい。【呪術廻戦】

推し30人 ページ30

あなたside

「常ちゃーん、起きてよ。常ちゃーん」

　気持ち悪い声と体の揺れに目を覚ます。フッと目を開けると、そこには視界一杯に知らないおじさんがいた。
　脂汗をギトギトにしながら、気持ち悪い笑みをニヤニヤと浮かべている。
　横目で周囲の状況を確認すると、ここは恐らくどこかの工場だった。私はその何かの台の上に寝かされている。



「……何?」
「わぁ! お返事してくれたー!」

　そう言いながら、手錠や鎖、結束バンドで拘束された私の体に、抱き着く。素肌に生温いおじさんの脂肪が当たった。
　気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
　言いたいけど、あまり刺激しない為にも、グッと堪える。

　そんな私を見て、おじさんは再びニヤニヤし出した。

「かーわいいねー。そーんな緊張しちゃって」



　頬をツゥッと撫でられ、体が震える。

「もしかして、感じてる?」
「キモい! セクハラ! キショイ! 今すぐ辞めて!」

　その私の言葉を聞いたおじさんは、スッと目を細める。



「……お前があの時俺をどん底に落とした罰だろ」

　その言葉に私は本気で首を傾げる。
　別にこんな犯罪行為をする奴の人生を潰して何が悪いんだ? 生きる価値も無い様なお前を。

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