92 過去編 ページ5
hp「ではAさん。今度は特に叶えたいあなたの未練を仰ってください。何かコンタクトをとりたい相手など細かく」
そう言うと彼女は拳を握りしめ口を開く。
『僕は、親友との約束を守りたい』
hp「その未練、その願い。僕が全力を持って叶えましょう」
そう言って書いたメモ数枚を空へばら撒く。それは、Aと書かれた紙や運営と書かれた紙など様々だ。やがて大きな魔法陣が出てくる。
Aへ向き合ってしゃがむ。目を合わせると綺麗な黄色の瞳が見える。
hp「Aさん。あなたはもう死んでしまったため、現世に戻ってあなたのお友達に会うことはできません。なのでこれから別の世界を創ってお友達を呼びます。それでもいいですか?」
『…あぁ。あいつにもう一度会えるなら、どこでも構わない』
hp「もしかしたら想定できないことが起きるかとしれません。それでも?」
『僕はもう決めたから…僕の気持ちが変わる前に早く』
hp「…分かりました」
その言葉からわかるように少しは罪悪感が有るのだろう。少し目を見つめると彼女は1度目を閉じ開く。しかし、その目は揺れることなくこちらを見据える。
hp「ではいきます!」
魔法陣に手を当てる。すると、当てた部分から波のように黄色かった魔法陣が赤くなっていく。
そして、ダン、という音が鳴ると魔法陣は空へ消えていった。
hp「これで世界が創れました。次にお友達を呼びますね」
Aな空を眺めたまま頷いて返事をする。
俺は意識だけを現世へ飛ばしAの友達を探す。Aが家を中心に探していくと、案外早く見つかった。彼らはパソコンでゲームをしていた。
(hp「丁度いい」)
パソコンへ魔力を放つ。
___
今日はAと一緒に帰ってきた。Aは俺の幼なじみで親友だ。明日も遊ぼうと約束をしたところだ。
そして、今はネットの友人達とゲームをしている。
勿論学校の課題なんて無視だ。
そのメッセージは突然届いた。
__あなたに異世界への招待状が届きました!異世界へ行きますか?__
最初は広告だと思ったがどうやら違うらしい。
丁度運営と通話していたので聞いてみることにした。
rd「ねー、よくわかんないメッセ来たんだけど」
md「俺ノトコニモキタ」
ky「俺んとこにも来たで」
ru「"異世界に行きますかー?"みたいなやつ?」
cn「あ、それ俺も来たー」
rd「ねえ、みんなで"はい"押さない?」
全員が了承の意を伝える。
rd「じゃ、せーの!」
クリックする。
視界が暗転した。
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招き猫(プロフ) - 愛実さん» www ガチ勢居ないと思うんで平気っすよ!! どんどん古参ぶっていきましょ() ハワイならコロナ収まってからだなぁ (2021年4月17日 15時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 招き猫さん» あ、式はハワイがいいわ!あなt((((((殴←招きさんガチ勢 (2021年4月17日 15時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 招き猫さん» いや、招き猫さんに古参勢って言われたら、みんなの前で古参勢ぶれますね! でも、「どうも!古参勢(招きさんの)愛実ちゃんでーす!よろしくn((((((((うるせぇ、、、、←招きさんガチ勢、、、ゴメンナサイィ」ってなっちゃいそうですねぇー (2021年4月17日 15時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(プロフ) - 愛実さん» コメントして頂くだけで嬉しいです!いつでも気軽にコメください!モチベないので() ただいま帰りました!まさかの古参勢さん?!嬉しいです!! 最近はリアルが忙しく更新できてなくて申し訳ない……頑張ります!! 結婚しようか!!式はどこで挙げ((( (2021年4月13日 21時) (レス) id: 88897fe664 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 返信遅れてごめんなさい、、、、お帰りです!! 招き猫さんの小説は昔から見ていました、帰ってきてとっても嬉しいです!!! これからも頑張ってください! スゥーッッッッッッッ 結婚してくだs(((((((殴 (2021年4月13日 19時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:招き猫 | 作成日時:2020年11月1日 12時