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心臓の鼓動が早くなる。
会いたい。もう一度、会いたいです。
「先に外行っててもらえませんか？」
「生徒会室、いてるはずやから」
私は�陲舛磴鵑貌�を下げると、生徒会室へ走った。
もう一回、私の気持ちを聞いてください。
ドアを開けると、先日と似た光景が目に入った。異なるのは、彼の目が驚いたように丸くなっていること。
「来てくれると思わんかった…」
「好きです」
私はずっと伝えたかった4文字を口にした。
出会ったときから、今まで、ずっと。
「好きです、中間さん」
「俺もやで」
中間さんはにっこりと笑った。
「俺も好きやで、Aちゃん」
中間さんはすっと近づくと、私を抱き寄せた。優しく、優しく包み込んだ。
「夢みたいです…」
「うん」
「ずっと好きでした」
「うん」
「大好きです」
すると中間さんは体を離して、私の頬を両手で包み込みながら私の目をじっと見つめた。
「そんなん言われたら我慢できひん」
言うが早いか、中間さんは私に唇を重ねた。ちゅ、ちゅ、と小さなリップ音がして頭の中が真っ白になった。
「俺の彼女になってくれる？」
「…はい」
「A」
「え、あ、はっ」
「ふふふ、好き！」
中間さんはくしゃりと目を細めて、また私を抱きしめた。
桜の舞う頃、私はあなたに恋をしました。
一度失恋したけれど、回り道をした私の初恋は叶いました。
好きです、中間さん！
END
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Hana(プロフ) - ふわさん» ふわさん、コメントありがとうございます。一年ぶりの更新でしたが、楽しんでくださる方がいて何よりです。最後まで書き切ろうと思うので、よろしくお願いします。 (2020年6月7日 18時) (
レス) id: 66a0eb112b (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - はじめまして、ふわと申します。とても素敵な文章で一気に読んでしまいました。流星くんが切ないけど優しくて…これからの展開もとても楽しみです。素敵な時間をありがとうございました。 (2020年6月7日 11時) (レス) id: 1edcc49e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hana | 作成日時：2020年6月5日 20時
