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私は大人しくソファに座ってジュースを飲み干した。
「ごちそうさまでした」
「ん」
中間さんはノートから顔を上げない。
だけど前よりずっと距離は縮んだと思う。
少しは心を開いてくれていると思う。
だから私はそっと近づいた。
「勉強頑張って下さい」
そして流星にアドバイスされた通り、そっと肩に触れた。
「…」
中間さんはやっと顔を上げると、私の顔をじっと見つめた。
ぱっちり開いた大きな瞳に吸い込まれそう。
「中間さん?」
言葉を発さない中間さんに、不安になって名前を呼ぶ。
以前もこんなことあったような…
「ええんか?」
「え?」
私は二つのことが同時に起きて驚いた。
一つは今まで黙っていた中間さんが声を出したこと、
もう一つは肩に置いた私の手を中間さんが握ったことだ。
息が止まりそうなくらい、胸が高鳴っている。
「Aちゃんのこと、女の子として見てもええんか?」
「え…」
中間さんの瞳は微かに揺れている。
「俺もうようわからんねん。
何回も好き言うてくれたり、そんな風に触られたりしたら意識してまうんや。Aちゃんのこと」
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ピノ - この作品すごく好きです!これからも更新頑張ってください!続き気になります。 (2019年4月21日 2時) (レス) id: ac20c79d28 (このIDを非表示/違反報告)
淳望 - ちょっと口調は強いけど、それでも言ってる内容がすごく優しくてそんな淳太くんにすごくキュンキュンしてます!この小説すごく面白いから大好きです!大変だと思いますが、更新頑張って下さい! (2019年4月13日 8時) (レス) id: 8286031f0a (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - にゃーさん» コメントありがとうございます!嬉しいです。引き続き更新頑張りますね (2019年1月24日 21時) (レス) id: 4d2980bd83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー(プロフ) - とても面白いです♪更新楽しみにしてます! (2019年1月24日 2時) (レス) id: 5a826c2c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hana | 作成日時:2019年1月15日 21時