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「へえー、ええ感じやん!」
次の日の委員会で、私は中間さんとラインを交換したこと、中間さんから電話がかかってきたこと、
これから生徒会室へ行くことを報告した。
「こっからが本番やなあ…」
のんちゃんは机に肘をついて、顎の下で手を組んだ。
シゲと神ちゃんは2人でちらちらと目を合わせては逸らすを繰り返している。
流星は組んだ腕の中に顔を埋めるようにしている。
「なんなん?みんな暗ない?」
妙な空気感に耐えられなくなったのんちゃんが一際大きな声を出した。
私も今日はなんだか居心地が悪い。
「そこ2人!」
のんちゃんはシゲと神ちゃんを指さした。
「さっきからコソコソ気ぃ悪いねん、言いたいことあるならはっきり言えや」
「はっきり言える内容ちゃうんや…」
苦い顔をした神ちゃんが絞り出すような声で言う。
シゲも眉間にしわを寄せて頰を膨らませている。
「なんや?なんのことや」
「俺も気になるわ」
隣で黙っていた流星が姿勢を整える。
「中間さんのこと?」
思い切って尋ねてみると、2人はまた顔を見合わせた。図星らしい。
「私に気を遣わないで、教えてほしい」
「…どこまでがほんまなんか嘘なんかわからんねんけどな」
そう前置きして、神ちゃんは知っていたことを少しずつ話してくれた。
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ピノ - この作品すごく好きです!これからも更新頑張ってください!続き気になります。 (2019年4月21日 2時) (レス) id: ac20c79d28 (このIDを非表示/違反報告)
淳望 - ちょっと口調は強いけど、それでも言ってる内容がすごく優しくてそんな淳太くんにすごくキュンキュンしてます!この小説すごく面白いから大好きです!大変だと思いますが、更新頑張って下さい! (2019年4月13日 8時) (レス) id: 8286031f0a (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - にゃーさん» コメントありがとうございます!嬉しいです。引き続き更新頑張りますね (2019年1月24日 21時) (レス) id: 4d2980bd83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー(プロフ) - とても面白いです♪更新楽しみにしてます! (2019年1月24日 2時) (レス) id: 5a826c2c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Hana | 作成日時:2019年1月15日 21時