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16. side T ページ16

途中からのんちゃんと2人で帰る。


俺はついに思っていたことをぶつける。


「流星、Aちゃんのこと好きよな?」


するとのんちゃんはピタリと足を止めた。


「ええええ!?」


「声でか」


前のお母さん振り向きはったやん。すいません…


「まじ?まじで言うてる?神ちゃん」


「いや、見たらわかるやん!まあまあアプローチしてるで、流星」


委員会のとき絶対隣座るし、すぐに腕つんつんして話しかけるし、2人で話してるときめちゃめちゃ笑顔やし。


おまけに生徒会も一緒に入るって言った。


前から見てたら丸わかりなんよな。こそばくなるもん。


「全然気づかんかったわ、ほんまか」


のんちゃんははあ〜とかへえ〜とか驚きの声をあげている。


そんな鈍感でよう恋愛マスター名乗るわ。


「ほな、もう流星と付き合ったらいいんちゃう」


「急に投げやりになんなや」


「俺イマイチ中間さんの良さも、中間さん自身もわからんわー」


まあのんちゃんの言ってることもわからなくはない。


せやけど、泣いちゃうくらい好きなんやもんなあ。


「俺はAちゃん応援したいわ。流星には悪いけど」


俺は胸を張ってそう答えた。


流星も大事な友達やけど、やっぱりレディーの味方でいたいからな。


「…まあ、男に二言はないからな」


「おっ」


「絶対中間をAに惚れさしたる」


のんちゃんは俺を見て拳を握った。

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ピノ - この作品すごく好きです!これからも更新頑張ってください!続き気になります。 (2019年4月21日 2時) (レス) id: ac20c79d28 (このIDを非表示/違反報告)
淳望 - ちょっと口調は強いけど、それでも言ってる内容がすごく優しくてそんな淳太くんにすごくキュンキュンしてます!この小説すごく面白いから大好きです!大変だと思いますが、更新頑張って下さい! (2019年4月13日 8時) (レス) id: 8286031f0a (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - にゃーさん» コメントありがとうございます!嬉しいです。引き続き更新頑張りますね (2019年1月24日 21時) (レス) id: 4d2980bd83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー(プロフ) - とても面白いです♪更新楽しみにしてます! (2019年1月24日 2時) (レス) id: 5a826c2c2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Hana | 作成日時:2019年1月15日 21時

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