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あの後無事？に仮装も買いまして、今日はハロウィン当日。
いつの間にやら城もハロウィンの飾りがあちらこちらを華やかに色付けております。
そういえば城の中でも「トンつく隊」のヘルメット被った人をちょいちょい見たような……。
『こんな感じかな〜、よし』
部屋の鏡で最終チェックをする。
今日は1日仮装で過ごすそうで、今は朝食の前だが仮装している次第です。
落とすのが大変なので血のりとかあまりしたくないし、ボディペイント的なものもしない方向の仮装。まぁ、言ってしまえば神社の巫女さんの格好に狐面と尻尾は4本。天狐ってやつ。
顔も手も足も隠れるし最高ですわ。化粧は多少してる。あ、目尻の紅は忘れずにな。
『さて……』
下駄も履いて食堂行くか、と扉に手をかける。
地味に皆さんの仮装楽しみなんですよね、言わないけど。
扉を開けて一歩踏み出した……つもりだった。
『浮いてるんだよなぁおかしいなぁ』
「おかしくないで！」
『おかしいなあ目の前にトカゲっぽいのいるんだよなぁ！！！』
「Aなんの仮装なん？顔も隠して……逆にええな！」
『えぇい降ろせこのムッツリトカゲ！！！』
いつの間にか緑のフード被ったトカゲみたいなモンスターゾムさんにお姫様抱っこされてました。足とかメイクどうなってんですか。そんで降ろせください。
「ええやん、このまま食堂行こ！」
思い切り暴れたいところだが仮装が崩れるのも嫌なのでどうしようかと周りを見渡す、と、
「嫌がってるじゃん、降ろしてあげな」
ひとらんらんさんが立ち塞がった。
「なんやひとらん邪魔すんなや……ん？なんやお揃いか！？」
『おや？』
ゾムさんの反応によく見えないのでお面をずらしてみれば、そこには白の着物を着て狐面を付け、尻尾を9本生やしたひとらんらんさんがいた。やだ神様じゃんイケメンですねそういうの好きです。
「そうだよ？いいでしょ」
すっぱりと言い切るひとらんらんさん。
聞いても教えてくれないとは思ったけど……こういう事ですか。
「不公平や！！」
ゾムさんが私を降ろした(意外にもめっちゃそっと降ろした)と思ったら走り去ってしまった。……いや食堂方向ですけどねそれ。
「大丈夫？食堂行こう」
『わざと仮装教えてくれませんでしたね？』
「んー？何のことかな」
『ちくしょう』
でもこうなったら、お揃いなので、とひとらんらんさんを風除けにするのはアリか(失礼)
『決めました、今日はひとらんらんさんについて行きます』
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めん(プロフ) - ミスタさん» 外したと思っておりましたが外れていなかったようです。ご指摘有難うございます。 (2019年10月23日 6時) (
レス) id: f74fa4c96f (このIDを非表示/違反報告)
ミスタ(プロフ) - オリジナルフラグを外して下さい (2019年10月23日 6時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2019年10月23日 6時
