3 ページ12
「ショッピ君いつの間に声かけられたん？」
「なんかさっきロボロさんに」
『呼んどいた』
「いつの間に」
『だってこの量無理なんですもん、腱鞘炎なりたくないです』
「俺、休みなんですけど……昼寝……」
『デジャヴ。かき混ぜるだけなんで、終わったら帰ってもらっていいんで』
「終わった頃にはおめめパッチリっすよ」
とまぁグチグチ言いながらもジャンパーを脱いで腕まくりしているところは素直に好きです。
ちゃんと手も洗いボウルの前に立って一言。
「俺のは多めにしてくださいよ」
『よかろう』
これは契約な。
これからヤベェ量のメレンゲ作ってもらいますからねぇ、私も多少はやるけども。あ、卵黄はちゃんとクッキーとかパウンドケーキの方に使うので。使いきれなかったら夕飯へGOですかね。
「で、何をすればいいんですか？」
『卵白をだね、砂糖を入れつつ泡立てて欲しいんです』
「……めっちゃ疲れそうな予感が」
『…………はいドーン！！』
はいはい無駄な時間は使えませんよー！まずはタマゴを割らなければなのでバンバン割ります。殻で左右に揺らして黄身と卵白を分ける方法あるけど、あれ下手なんですよね……。なのでボウルに割ってからスプーンで取ります。本当は手が楽なんだけど人にあげるものだし、嫌な人いるでしょ。
『お砂糖は4回くらいに分けて入れてください』
「うぃっす」
味毎にメレンゲを分けて泡立てたいので一つ目。なのであと4つですね。ショッピ君ファイトー(棒)
で、私はマカロンに挟むクリームを作ります。チョコ、イチゴ、レモンは買ってきました。抹茶はひとらんさんのを頂き、厨房にあったバニラビーンズを拝借。食紅がないからイチゴとレモンの生地に色が着けられないのがなぁ…。
「お？何作ってるの〜？」
『！？』
しょうがないから色なしでとか考えてたらいつの間にか後ろに誰かいたので思わずショッピ君を盾にした。
エッ誰この白衣狐仮面怪しさしかないけど！？
「あっ、くられ先生やん」
「また悪戯しにきたんですか？勘弁してくださいよ」
「え〜、酷いなぁ」
くられ……どっかで聞いたと思ったけどあれだ、ハロウィンの時のシャオちゃんとひとらんさんだ。余計な事7割の人だ。
「ん？君がA君だね！僕はくられ、よろしくね」
『Aです。よろしくお願いします』
「鬱君がたまに話してくれるんだよね〜」とご機嫌な変人科学者くられ先生。鬱先生いつの間に話してたんだ。
………ん？科学者？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めん(プロフ) - ミスタさん» 外したと思っておりましたが外れていなかったようです。ご指摘有難うございます。 (2019年10月23日 6時) (
レス) id: f74fa4c96f (このIDを非表示/違反報告)
ミスタ(プロフ) - オリジナルフラグを外して下さい (2019年10月23日 6時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めん | 作成日時：2019年10月23日 6時
