(上)青葉城西のマネージャーが あいつのものになってしまった件について。【HQ×黒バス】

及川徹 × 可愛すぎるツンデレ ページ8

"及川さんの彼女ってあの子！？"

"なんか普通じゃない？"

"あれじゃ、私でもイケそうじゃなーい？"




…学校の人気者と付き合うと、こういうことがある。廊下を歩いくと明らか私に向けて聞こえるように言っている嫌味。

こういう時、相手が先輩や後輩だと多少の気は使うけれど…


紫原A、相手が同い年なら容赦しません←




『いちいちうるさいんだけど。捻り潰すよ？』

「…っ！」



目の前で私がハッキリと言い放てば、急に黙り込む彼女たち。

ふふん！勝った！なーんて、ドヤ顔をしていると…






及「ぶふっ…！Aちゃん、捻り潰すって…姉弟揃って面白すぎるから！」





まさかの私が絡まれていた原因である男が登場した。



『及川さん、何でいるんですか…。』

及「えー？カッコよくAちゃんを守ろうと思って近づいたら、Aちゃん余裕で相手黙らせちゃうんだもん。及川さん出る幕無しって感じ？」



まさかの及川さんの登場に、さっきまで嫌味を言っていた彼女たちはポカンとしてる。








及「んー、まあでも折角来たわけだし…」


あれれ？嫌な予感☆






及「彼氏にしか出来ないこと、してから戻ってもいいよね？」


そう言って、彼女たちに見せつけるかのように一瞬キスをした。



『…！』





及「もうAちゃんいじめないでねー？


＿＿＿及川さんも、君たちのこと、捻り潰したくなるから。」


「…っ！」

一瞬にして、彼女たちは自分の教室に戻っていった。






.






『及川さん…あっくんと私の決め台詞、パクらないで下さい。』

及「あ、あれれ？おかしいな。ここ、Aちゃんが俺にキュンってして惚れ直すシーンのはずなんだけど…。」

『もしパクるなら、まいう棒1年分は払って貰わないと。』

及「そんなにするの！？」









『…及川さんのことを"好き"って実感した時から、今でも及川さんに対してキュンってしてるし、今更惚れ直すこともないくらい惚れてますから…。』






キーンコーン カーンコーン……






『じゃ、チャイム鳴ったので戻ります。』




及「え、ちょ…！」




.



.





先生「チャイム鳴ったんだから戻れよー。」

及「先生、どうしよ…。」

先生「どうした及川…？」

及「俺の彼女、可愛すぎる…。」

先生「及川…それは独身彼女無しの俺に喧嘩を売っているのか…？」









＿＿＿放課後、雑用を頼まれたらしい及川さんは、部活に遅れてきた。









End.

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