【HQ×黒バス】青葉城西のマネージャーが愛され過ぎている件について。 (ページ14)

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及川さんにキュンとさせられた+ ページ14

青葉城西のマネージャーは及川さんにキュンとさせられた⑵

及「俺たちは全員、Aちゃんの存在を望んでる。バレーの経験してきた時間じゃないんだよ。Aちゃんは…俺たちには勿体ないくらい、頼れるマネージャーだよ。

…それでもまだAちゃんに絡んでくるなら、主将の俺を通してからにしてくれる？」

こんなに顔をした及川さんは、初めて見た。

後輩ちゃんは、及川さんの迫力に完全に負けて、涙目になりながら走り去っていった。

＿＿＿取り残された、私たち。

『…ありがとう、ございます。助けてくれて。』

及「Aちゃん！！！」

『は、はい！！』

及「いつも俺たちが活動しやすいように準備してくれてありがとう。

いつも美味しいスポドリ作ってくれてありがとう。

いつも部の雰囲気良くしてくれてありがとう。

いつも部室綺麗にしてくれてありがとう。

いつもボール出しも一生懸命やってくれてありがとう。

いつも…『おおおっ、おい、及川さん！！！！！』

このままじゃ褒め殺しされると思った私は、慌てて及川さんを止めた。

及「本当にさ、俺たちには勿体ないくらいAちゃんには尽くして貰って感謝してるよ。

言葉だけじゃ、言い表せないくらい、ありがとうって…俺だけじゃない、みんな思ってる。

…だからさ、他の子の見学とか必要ないよ。Aちゃんに、俺たちを支えて欲しいんだよね。」

出た、及川さんの主将モード。
こういう時、すごく彼がカッコよく見える。
不覚にも今、及川さんの言葉とギャップにキュンとさせられた。

青葉城西に来て、バレー部のマネージャーになって、本当によかったと思う。

『あれぇ…おかしいなぁ。今だけ、及川さんがカッコよく見えます、今だけ…。』

私の精一杯の照れ隠し、

及「ちょっと今だっけ何！？いつもカッコいいでしょ！？…って！もうこんな時間！早く行くよ…！」

そう言って私の手を掴んで走り出す及川さん。

彼の背中に向かって、そっと呟いた。

『＿＿＿皆さんに出会えて、本当に良かったです…。感謝してるのは、こっちです。』

紫原Aの呟いた声が密かに聞こえていた及川は、この日の部活でサーブの成功率が100%だったとか。