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あつい夏(S.O) ページ3

『練乳とシロップが、いちごとレモンとメロンと…』









季節は夏、
今年の夏も とても暑かった。


スーパーに行けばカキ氷のコーナーが作られていて、カキ氷の材料を買うのに時間はかからなかった。











今日は米花町花火大会の日で、
街は浴衣姿の人たちで あふれかえっていた。







私もその浴衣姿の中の1人



さすがにスーパーにまで浴衣姿で行くのは少し浮くと思っていたが、わずかながらスーパーにも浴衣姿の人がいて変な安心感を覚えていた。







カキ氷の買い出しを終えて、スーパーを出ると街を歩く人は皆、花火会場に向かって歩いて行く。






そんな中、私は1人だけ周囲とは真逆の方向に向かい、阿笠家に向かって歩いていた。









今日は阿笠博士の家で少年探偵団と、…恋人の沖矢昴さんと、小さな花火大会をする予定だった。


ラッキーなことに、博士の家からでも花火が見えるらしく、それまでカキ氷を食べながら、手持ち花火や博士が開発してくれた花火を楽しもうということになった。







普段から少年探偵団のみんなとは仲が良かったからか、私も招待されていてた。



博士の家に行くと、博士はカキ氷機の準備、昴さんは氷の準備、少年探偵団たちのみんなは、哀ちゃんがみんなに浴衣の着付けをしていてあげていて、私は特にすることがなかった。





博士が練乳とカキ氷のシロップを買い忘れていたと言っていたのを思い出して、近くにいた少年探偵団のみんなに声を掛けて1人買い出しに出ていた。









……なんだけど、









「ね〜ね〜1人なら俺たちと一緒に花火見に行こ?」


『だからこれから人と合流するってば…』



「人混み嫌なら俺たち、人気の少ない場所知ってるよ?」



なんて言いながら距離を縮めてくる。
…そもそも人気の少ないところで何する気ですか?←




「ね?何かご馳走するし、一緒に行こ?」









珍しく、本当に珍しく、目の前の3人の男性にナンパというものをされています…。








下手に彼らを刺激したくないけれど、そろそろしつこいな、と思う。


こんなことになるなら、誰かと一緒に来れば良かった…。









「まあ、とりあえず俺たちと行こ?」




そう言って男の1人が私の手を取り歩き出した。









さすがに マズい!どうしよう…!と焦っていた時だった__









「あれれー?Aねーちゃん?」









…この声は…!

あつい夏→←側にいて



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真田レン(プロフ) - 天照月夜さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!近々更新させて頂きますので、また是非観に来てください^^ (2018年4月4日 0時) (レス) id: 2a1122d811 (このIDを非表示/違反報告)
天照月夜(プロフ) - 楽しませてもらいました!ぜひ、続きをください! (2018年2月20日 0時) (レス) id: d4fab0f3f8 (このIDを非表示/違反報告)
真田レン(プロフ) - 2Mさん» あつい夏は作者の理想を詰め込んだ作品だったので最高と言って頂けて嬉しいです…!これからもマイペース更新ではございますが、是非また遊びにきてください!また近々更新します^^ (2017年11月2日 22時) (レス) id: 2a1122d811 (このIDを非表示/違反報告)
2M - このシリーズ大好きです!あつい夏とか最高でした!更新頑張ってください! (2017年10月27日 16時) (レス) id: bb128de9ab (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 覚えていただいてたんですか!?うれしいです(^^)のんびり待ってます。 (2017年8月24日 17時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真田レン | 作成日時:2017年8月3日 16時

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